塩野義製薬は12月2日、人工知能(AI)を活用した自動会話プログラムで製品に関する問合わせに回答するAIチャットボット「DI chat (Drug Information Chatbot)」を導入し、運用を開始したと発表した。

今回、導入したDI chatは木村情報技術が、IBM Watson日本語版を活用したAIチャットボットに塩野義製薬が作成したQ&Aを学習させることで、一問一答形式での回答を実現したAI顧客問合せ対応システム。医療関係者からの問合わせをAIが理解し、最も質問の意図に近い回答を自動的に提示する。

同社では、医師、薬剤師などの医療関係者からの問合せに、医薬情報センターに在籍する専門スタッフが主に電話で個別に対応している。

昨年度は医薬情報センターに年間約8万1000件の問合わせがあり、そのうちゾフルーザに関するお問合わせが約2万1000件を占めていたことから、抗インフルエンザ薬ゾフルーザを対象とし、同社のホームページの医療関係者向けページにて開始する。

DI chatの導入により、24時間365日、夜間や休日のお問合わせ対応も可能となり、医療関係者の情報収集チャネルの拡大および利便性の向上が期待されるという。今後、医療関係者が必要とする情報をタイムリーに届けるために電話での対応に加え、DI chatによる製品情報提供を可能とすることで、医薬品の適正使用を推進していく考えだ。