日本電気(NEC)は7日、ペイメントプラットフォーム「マルチサービスゲートウェイ」を強化し、約30種類の決済サービスに対応するプラットフォームを、2019年8月より提供開始したことを発表した。

  • 「マルチサービスゲートウェイ」の仕組み

    「マルチサービスゲートウェイ」の仕組み

同プラットフォームでは、各種電子マネーだけでなく、クレジットカード、コード決済、共通ポイントなどの約30種類の決済サービスに対応しており、今後は対応範囲を顔認証決済など他の決済手段へも拡大するという。また、今回の強化にあわせて、POS接続型およびスタンドアロン型の新型決済端末の提供も開始するという。

また、クレジット業界のセキュリティ基準であるPCI-DSSに準拠しており、2020年に向けたセキュリティ対策にも対応。また、2019年度内にはより厳しい基準であるPCI-P2PEソリューションプロバイダ認定取得を予定しているということだ。

なお、同プラットフォームはファミリーマートにて採用され、8月から順次国内全店舗へ導入している。これにより、2018年11月に先行導入済みのコード決済に加え、電子マネー、クレジットカード、共通ポイントに対応し、1つのプラットフォームで多様な決済が可能となる。

同プラットフォームは、11月7日〜8日に東京国際フォーラムにおいて開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2019」にて紹介される。