Uスマート推進協議会(ICTなどの先進技術を利活用し、社会課題の解決や新たな事業の創出などに官民協働で取り組み、宇都宮市の持続的発展につながるスマートシティを実現するための協議会)の委員である宇都宮市とNECは10月24日、11月2日~3日に開催される国際バスケットボール連盟(FIBA)主催の「FIBA 3x3 World Tour Utsunomiya Final 2019」において、NECのファンマーケティングソリューションと顔認証決済サービスを活用し、来場者への各種情報提供と顧客体験の充実ならびに経済波及効果の拡大に取り組むと発表した。

大会用スマートフォンアプリをダウンロードした人を対象に、大会関連の最新情報および市内の観光情報を配信するとともに、現地でのみ参加できる抽選やスタンプラリーによる特典提供(決勝戦特別観覧席、優勝チームとの記念撮影、優勝チームサイン入り公式ボールなど)を実施。

  • スマートフォンアプリのイメージ

    スマートフォンアプリのイメージ

NECのファンマーケティングソリューションを通じて、来場者への各種情報提供や顧客体験の充実、地域回遊促進を図ると同時に、顧客行動・属性推定などのデータを分析し、効果的な集客施策を検討する。

また、来場者は同アプリ内に顔情報を登録することで、対象店舗において同社の顔認証技術を活用した決済サービスを利用することができるという。さらに、試合会場では招待者向けに顔認証システムを活用した入場管理を行い、利便性向上に取り組む。

宇都宮市とNECはUスマート推進協議会の活動を通して、最新のICT技術やデータを活用した実証実験を進め、観光産業の振興をはじめとする宇都宮市の活性化を推進していく考えだ。