NTTドコモは11日、AIエージェントサービス「my daiz」に新しい地図ナビゲーション機能を追加すると発表した。移動中に見える建物などの“目印”をアナウンスし、ユーザーを音声で目的地まで導いていく。2020年3月に提供開始予定で、利用は無料。
スマートフォンの位置情報を活用して、移動中に見える建物名などを頼りに目的地まで案内する音声ナビゲーション機能が、my daizに新搭載される。開発は、全国約3,800万件の建物情報を持つゼンリングループの地図情報をもとに進めたという。
地図を見ながら東西南北を確認して進むナビ機能とは異なり、例えば、「南東方向に進んでください」ではなく「●●スーパーと●●書店が見える方向に進んでください」といったように、現地にいるユーザーから見える建物情報を使って、目的地まで音声で案内する。進行方向についても「いま進んでいる方向であっています」「まだ、まっすぐ進みます」など、進んでいる方向が正しいかどうかのフォローをこまめに行う。
利用はmy daizを端末にインストールし、my daizのキャラクターをタップして、音声や文字入力で目的地を伝える。目的地の設定は、「ここから●●まで案内して」など、my daizに話しかけたり、文字入力したりすることで完了。徒歩ルートと車ルートの2種類を選択でき、距離や所要時間も確認できる。
対応機種は、iOS 11以降のiPhone・iPad、Android 5.1以降のドコモスマートフォン・タブレット、Android 6.0以降の他社スマートフォン・タブレット。ドコモの回線契約がなくとも、dアカウントを取得すれば利用できる。