NTTデータは10月9日、企業のIT部門に向けたハイブリッドクラウド環境及びマルチクラウド環境におけるITインフラマネージドサービスを提供開始した。料金は個別見積。

  • サービス利用後のITインフラ運用のイメージ

同サービスは、企業が現在利用中または導入を検討しているオンプレミス、クラウド、サーバレスなど、多様な環境で構成するITインフラについて、同社のインフラディレクターやオペレーターが導入のコンサルティングから運用実施までワンストップで提供するもの。

これまで同社がシステム開発や運用の実績で培ったノウハウと最新のテクノロジーを活用し、ITインフラ運用の自動化・自律化などを行うことで、ユーザー企業がより高度な業務に注力できる環境の実現を支援するとしている。

膨大なログデータや運用実績・管理データからノウハウを蓄積したAI(人工知能)エンジンを使用し、故障発生の予兆を通知するといった予見的な運用を行い、自動運用エンジンと統一的なマネージメントプラットフォームで、迅速で確実な運用を実現するとしている。

スマートフォン、スマートウォッチ、タブレット端末などのデバイスと、ポータルサイト、電話、チャットなどの多様なコミュニケーション手段で運用状況の把握や作業依頼を可能にするという。

同社は、同サービスの段階的かつ継続的な拡張を進め、ユーザー企業のニーズやテクノロジーのトレンドに追従した最適な運用サービスとして展開していき、2025年度末までに同サービスを軸としたITインフラビジネスにおいて年間500億円の売上を目指す。