三菱UFJ銀行は10月4日、決済サービスをスマートフォン上で提供する公式スマートフォンアプリ「MUFG Wallet」をリリースした。同アプリはAndroid版のみ提供される。

同アプリは、同行が発行するデビットカードやバーコード決済などに対応し、財布に入っているさまざまなカード類を同アプリに登録できる利便性の高いWalletサービスを目指す。

第1弾として、同アプリに三菱UFJ-VISAデビットを登録することで、日本を含む世界約200の国と地域のVisa タッチ決済(国際標準規格のType A/B による非接触決済)対応加盟店で、アプリにログインしたスマートフォンをかざすことで決済ができるようになる。

Visaのタッチ決済は、店員にカードを渡すことなく、レジにあるリーダーに非接触対応の Visa カード(クレジット・デビット・プリペイド)または、Visa のタッチ決済対応のスマートフォンをタッチするだけで、サインも暗証番号の入力もせずに、支払いが完了する。

「MUFG Wallet」には、セキュリティ対策としてVisaトークンサービスが採用されている。同サービスは、カードホルダーのカード番号をトークンと呼ばれるデジタル識別子に変換することで、実際のカード番号を使うことなく決済を実現する技術で、スマートフォンの紛失や加盟店への不正アクセスなどによるカード番号の流出を防ぐ。