三井住友カードは10月2日、GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)およびビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)と共同で構築した事業者向け次世代決済プラットフォーム「stera」の営業を開始すると発表した。

  • 「stera」の仕組み

「stera」の特徴の1つは、センター機能と端末による決済の2つのワンストップ化を実現する点。「センター機能ワンストップ」としては、EC向けに、GMO-PGが既に展開しているEC向け総合決済システム「PGマルチペイメントサービス」をstera専用にカスタマイズして提供する。

「端末による決済のワンストップ」としては、1台でクレジットカード、電子マネー、QRコード等などさまざまな決済手段の受け入れが可能となる、オールインワンの端末「stera terminal」を開発し今年度中にリリースする予定。事業者はこの端末1台で、さまざまな決済手段への対応が可能となり、決済プロセスの簡略化だけでなく、レジ周りの省スペース化も図ることが可能となる。また、汎用OS(Android OS)の採用により、オンライン上の操作だけで端末の機能追加ができる。

  • オールインワン端末「stera terminal」。左から、利用者用、店舗用

新たなサービスとしては、三井住友カードが運営主体者として、新端末上で利用できるアプリをそろえたアプリマーケットプレイス「stera market」を展開する。