HUAWEIがドイツ・ミュンヘンで発表した新スマートフォン「HUAWEI Mate 30」シリーズ。新しいSoCと完成度の高いボディ、動画性能をさらに強化したカメラなど、注目点の多いフラッグシップスマホです。

OSはオープンソース版のAndroid 10ですが、昨今の政治的状況を反映してGoogleの各種サービス(GMS:Google Mobile Services)を搭載しないため、グローバルで従来通りの人気機種となるかは難しい情勢です。それでも、意欲的なハイエンド端末であることは確か。実機の写真を中心に、さらなる進化を遂げたMateシリーズの最新モデルをチェックしてみます。

HUAWEI Mate 30 Pro

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    HUAWEI Mate 30 Pro。上位モデルとなるMate 30 Proは、6.53インチのFlex OLEDを搭載します。解像度は2,400×1,176ドット。18.4:9という独特のアスペクト比である「Horizon Display」は、側面がカーブしています。エッジディスプレイとして先行するGalaxyシリーズよりも、さらに深くまでディスプレイがカーブしている点が特徴です

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    Mate 30 Proのディスプレイスペック

  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30

    側面のほぼ中心までカーブしており、正面から見ると完全な全画面に見えます

  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • 側面から見てもディスプレイが見えるほど、側面まで表示領域があります。握って操作しましたが、この部分に触れていても誤操作はないという印象です

  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • 上部と底面は曲面とフラットを生かしたもので、ライカカメラのようなスタイルを目指しています

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    ディスプレイはノッチを採用。最近はインカメラ部だけ穴を開けたパンチホール型も増えてきましたが、インカメラ以外にも各種センサーを搭載したため、ノッチを採用したとしています

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    ノッチにはインカメラに加えて環境光・近接センサー、3D深度カメラ、ジェスチャーセンサーを配置

HUAWEI Mate 30

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    HUAWEI Mate 30。ディスプレイサイズはより大きな6.62インチを採用。側面のエッジ部のカーブがないフラットなディスプレイのため、アスペクト比は19.5:9となっています

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    Mate 30のディスプレイスペック

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    Mate 30の背面。基本的に上位モデルと同等です

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    カメラ部のデザインも同等。レンズ銘はライカブランドの「VARIO-SUMMILUX-H 1:1.8-2.4/17-80 ASPH.」

  • Mate 30 Pro、Mate 30
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  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • 側面・上面・底面。エッジディスプレイではないため、側面にボリュームボタンも配置されています。上下のデザインは丸みを帯びた一般的なデザインです

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    背面には4つのカメラを正方形に並べました。協業するライカのデザインにインスパイアされたという通り、カメラのマウント部のような円形のデザインになっています。こちらはMate 30 Proで、レンズ銘は「VARIO-SUMMILUX-H 1:1.6-2.4/18-80 ASPH.」

カメラアプリ

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    カメラアプリのUI。基本的なデザインはMate 20 ProやP30 Proなどと変わりません

  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • レンズ切り替えによるズーム倍率3倍と、ハイブリッドズームによる5倍まで切り替え可能。デジタルズームは30倍までです。従来は3xというアイコンをタッチすると倍率が次々と変わりましたが、Mate 30シリーズではドット(「・」)の部分をタッチすると倍率が切り替わります

  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • 新機能の1つ、7680fpsという超ハイスピード撮影のデモ。鉄球を落として砂が飛び散る瞬間を撮影する、というもの。超ハイスピードなので、鉄球が砂を弾き飛ばす瞬間を記録できます

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    OSにはAndroid 10、ユーザーインタフェースとしてEMUI10を採用

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    Mate 30 Proのスペック

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    Mate 30のスペック

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    基本的なデザインは従来のHUAWEI製スマートフォンと同じです

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    ホーム画面を見るとGoogle PlayなどのGoogle製アプリがありません

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    Mate 30 Pro(左)とMate 30(右)

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    ディスプレイのエッジ部分とノッチのサイズが大きく異なります

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    背面のデザインはほぼ変わりません。強いていえば、レンズ銘が異なるぐらいです

  • Mate 30 Pro、Mate 30

    Mate 30 Proは物理的なボリュームボタンがないため、エッジ部分をダブルタッチすると左右どちらにもボリュームボタンが表示されます。タッチしたまま上下にスライドすると音量が上下できます。このタッチエリアは画面の半分より上で動作するようです

  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • 顔の向きに合わせて画面の向きが切り替わります。寝転んで使うときに画面が変に回転してしまうことがなくなるとしています

  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • Mate 30 Pro、Mate 30
  • エアジェスチャー機能は、手の平または手の甲をインカメラに向けるとマークが表示され、上下に手を振ると上下スクロール、手のひらを握るとキャプチャ操作ができます