最近のスマホ、カメラが凄いらしいね
ソニーの「Xperia 1」とファーウェイの「P30 Pro」、ともにカメラ性能がイケてる最新スマホだが、結局どっちのカメラが凄いのか。
トリプルカメラとクアッドカメラでF値がいくつで、やれ設定の詰めがとか、AIがなんたらとか、既にそういった難しい比較検証はいくつもある。でも筆者は思った。「いや、カメラ起動したら、さっさとシャッターボタン押しちゃうし」と。
そこで今回は、筆者の思う「普段使いのカメラ性能」すなわち、起動したままオート設定で、ポートレートモードくらいは使ってみるが、あとはひたすら「目標をセンターに入れてスイッチ(シャッター)」な撮影をしたら、「Xperia 1」と「P30 Pro」はどっちが凄いのか比べてみた。三脚立ててレフ板あてるなんてもってのほかだ。とにかく気軽に撮ってみたい。
対決場所に選んだのは、東京ゲームショウ2019(2019年9月12日~15日)。現場は基本的に薄暗い屋内であり、かつ照明が赤とか青とかキツめで、下手なカメラだとまったく綺麗に撮れない厳しい環境だ。撮影の対象はゲーム展示を彩るコスプレ姿の皆さんである。カメラ対決なんてものは口実で、コスプレ撮りたいだけでしょと訝しまれるかもしれないが、もちろんその通りだ。
Xperia 1 対 P30 Pro、いざ実写で勝負!
余談はもういいだろう。ここからはXperia 1とP30 Proでそれぞれ撮影したコスプレ写真を掲載していく。掲載順は先にXperia 1、次にP30 Proと、1枚づつ次々に並べている。サイトをパソコンで見た場合は左側の写真がXperia 1で、右側がP30 Proで、スマホで見た場合は上がXperia 1、下がP30 Proという並びになっているはずだ。
清々しいXperia 1、エモいP30 Pro
見比べてみて、如何だろうか。基本的には全部かわいいので大満足なのだが、カメラまかせで撮った時の傾向として、Xperia 1は目で見たものに近い写真になり、一方のP30 Proは現実よりも印象が強い写真ができあがるように思えた。人間(?)以外の被写体で違いがわかりやすかったので、少し紹介しておきたい。
おまけ AI補正がハンパない「Pixel 3」も試してきた
もうちょっとだけ続くんじゃ(この後、写真35枚)。ところで、筆者が普段使っているスマホはグーグルの「Pixel 3」だ。せっかくなので、同じ環境でコイツの場合はどんな写真が撮れるのか試してみた。
というわけで、「みんなとてもかわいい」ことがわかった。ではなくて、実際に撮影してみて、カメラ性能の高さは身に染みて実感できたとお伝えしたい。総じて暗所撮影であり、さすがに暗すぎるとノイズはのるが、多少の明るさがあればスナップショットは問題なく、スマホカメラとは思えない見栄えだ。特にP30 Proなどは望遠も異常に優秀だし、それなりの写真が手軽にバンバン撮れる機動力は何より素晴らしく、もう余程真面目に撮るとき以外はスマホだけでいいんじゃないかと考えてしまった。反面その分、スマホがどんどん高額化していることは悩ましいわけですけどね。