ローランドは、ミュージック・ワークステーション「FANTOM 8/7/6」を9月6日に発売する。税込みの市場想定価格はFANTOM 8が427,000円前後、FANTOM 7が395,000円前後、FANTOM 6は362,000円前後となる模様。

  • FANTOM 8

  • FANTOM 7

  • FANTOM 6

「FANTOM」シリーズは、アコースティック楽器の音色を高精細に再現するPCMと、バーチャル・アナログ(VA)をあわせ持った音源「ZEN-Core」を採用し、スタジオや自宅のパソコンでの音楽制作環境とも統合できる拡張性を備えた、新しいコンセプトのシンセサイザーである。ピアノ音源には「V-Pianoテクノロジー」が採用され、フル・ポリフォニー(すべての鍵盤で同時発音可能)で演奏ができる。

従来のワークステーションタイプのシンセサイザーは、多くが機能ごとにモードが用意される格好となっていて、操作に戸惑ったり、機能的な制限に悩まされることがあった。例えば、パッチ、パフォーマンス、サンプリング、シーケンスなど、それぞれのモードに一旦入って、個別の作業を行わなければならなかった。FANTOMシリーズでは、そういった各々のモードの機能を「シーン」で一括管理できるようにしたのだ。この「シーン」は曲中に切り替えたとしても音が途切れることはなく、集中して演奏が続けられる。

88鍵モデルの「FANTOM 8」には、アコースティック・ピアノの演奏感を再現する「PHA-50ハイブリッド鍵盤」を、「FANTOM 7/6」には、新設計のセミウェイテッド鍵盤が搭載されている。

外部機器との連携にも優れ、MIDI端子のみならず、アナログ・シンセサイザーを制御するCV/GATE端子を装備。さらに、Appleの「MainStage」や「Logic Pro X」との連携にも対応する。

サイズは、FANTOM 8が、W1,432×H153×D439mm。質量27.7kg。FANTOM 7は、W1,296×H106×D403mm。質量17.7kg。FANTOM 6は、W1,084×H106×D403mm。質量15.3kg。