ガーミンジャパン(Garmin)は9月2日、iOS/Android端末向けのトレーニング支援アプリ「Garmin Sports」を提供開始した。ランニングなどトレーニングの継続と目標達成をサポートするプラットフォームとして機能し、対応する同社製GPSウォッチを持っていると、様々なトレーニングメニューをアプリからウォッチに送信して利用することも可能。アプリの利用料は無料。

  • Garmin Sports

    Garmin Sports

Garmin Sportsは2017年に台湾でスタートし、全12カ国で展開する、ガーミンユーザーとコーチが集うトレーニングプラットフォームでもある。今回、「ランニングを始めたにもかかわらず、その半数以上が半年以内にやめてしまう」という日本での調査結果を元に、継続的なトレーニングを支援する様々な機能を、国内で利用できるようにした。

既存のGarmin Connectアカウントで利用でき、初回ログイン後にGarmin ConnectとGarmin Sportsアプリでアクティビティデータを同期。これまで蓄積したデータを引き継げる。

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    アプリの画面イメージ

Garmin Sportsでは、経験・実績の豊富なコーチが手がけた、カリキュラム形式のトレーニングメニューを提供する。箱根駅伝など大学駅伝3冠を達成した八木勇樹などが携わっている。カリキュラムには、コーチが指定した日程でトレーニングを行うことを想定した「コース」と、各自のペースで取り組む「トレーニングプラン」を用意している。

トレーニングメニューは、ランニングウォッチ「ForeAthlete」シリーズなど、ワークアウト機能対応の同社製ウォッチに送信して利用可能。送信後、ウォッチの指示に従って走ると、スピード・距離・負荷(心拍数)・時間配分などの情報を教えてくれる。対応機種の詳細はガーミンのWebサイトを参照のこと。

アプリ内でポイントとメダルが手に入る「コンペティション」機能も装備。Garmin Sportsの利用者同士でランキング形式のバーチャル競技会(コンペティション)に参加し、ランアクティビティなど個別のルールや設定に従って競い合うことができる。ガーミンも定期的に公式コンペティションを開催し、豪華賞品を用意するという。

このほか、アプリのユーザー同士でフォローしたり、自分のアクティビティについて投稿できるソーシャル機能も備えている。

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    アプリの画面イメージ。左からコンペティション、トレーニングメニュー送信、ソーシャル機能

Garmin Sportsアプリに蓄積されたアクティビティデータは、「3Dムービー」や「長い写真」など、ユーザーの目をひく形に加工(装飾)してアプリ内で他のユーザーと共有することも可能。装飾アイテムは、Garmin Sportsの利用状況に応じて追加されるという。

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    アクティビティデータを元に作成された「長い写真」のイメージ(※左・中央・右でひと続きの画像)