セイコーエプソンは8月19日、油煙が多い環境でプロジェクターを天吊りなどで使っていた場合、ケースのプラスチックが劣化・破損してプロジェクターが落下する恐れがあると発表した。プロジェクターの破損や傾きが見られるなど心配な点がある場合は、エプソンが無償で点検を実施する。

  • プロジェクターを天井に固定する「天吊り」などで使っている場合は、対象機種かどうかを確認したうえで、プロジェクターの状態を確認してほしい

今回注意喚起がなされたのは、取り付け金具を用いてプロジェクターを天吊りや壁掛けなどで上方に設置しており、プロジェクターが油や洗剤、薬品が付着する可能性のある空間にある場合。化学反応でケースのプラスチックが劣化して破損し、破損の程度によってはプロジェクターが落下する可能性があるという。家庭でも、調理時の油煙が漂うキッチンやダイニングは対象に含まれる。

  • プラスチック部に油や洗剤、薬品などが付着すると、プラスチックが劣化して破損する可能性がある

対象機種は、1994年以降に製造された全369機種のうち315機種。対象機種を使っていて、ケースに油汚れなどのべたつきや破損が確認できた場合はもちろん、心配や不安な点がある場合も「エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口」に連絡することを勧めている。詳細を確認したうえで、必要に応じて無償で点検を実施する。