iPhoneは指先で画面に触れる「タッチ」が操作の基本です。しかし、皮脂などで汚れた部分に触れてしまうと、それが周囲に広がりかねません。利用するアプリによっては、指先よりも高精度にタッチの位置を決めたいこともあるでしょう。

そこで注目されるのが「タッチペン」。スタイラスペンとも呼ばれるこのアクセサリーは、iPhoneの必須アイテムとまではいかないものの、正確な操作や汚れを気にするユーザにとって欠かせない存在です。いくつかの種類がありますから、機能や予算で選ぶといいでしょう。

先端またはヘッドの部分が豆粒ほどの大きさで丸みを帯びているペンは、もっともポピュラーなタイプです。素材は導電性のゴムまたは繊維で、100円均一ショップで見かけるほど安価な製品も存在します。繊維製のほうが画面との摩擦が少なく書き味が滑らかで、耐久性でも上回る傾向があります。

先端がボールペンのように細いタイプのペンは、その多くが素材に樹脂を採用しています。価格はやや高めになりますが耐久性は高く、線を引くなど細やかな作業も可能です。

バッテリーを搭載するかどうかの分類基準も存在します。非搭載型は製造コストを抑えられるため安価なものの、細かなタッチ操作は苦手です。後者はペン内部で発生させた静電気を流せるため、手袋をつけて操作したり緻密なイラストを描いたりできますが、若干値が張るうえしばしば充電が必要になります。

ほかにも、ペン先に適度な固さの素材(銅やカーボンなど)を採用しているかどうか、ペン先を交換可能かどうか、書き心地をよくするためペン先にバネを内蔵するなどの工夫があるかどうか、といった点でタッチペンを選ぶことができます。イラスト用、ゲーム用などと用途を明示した製品もありますから、それを参考にするのもひとつの手でしょう。

  • タッチペン選びで重視すべきポイントは?

    タッチペン選びで重視すべきポイントは?