ロジクールはゲーミングブランド「ASTRO Gaming(以下、ASTRO)」の有線型ヘッドセット「ASTRO A40 TR ゲーミングヘッドセット(以下、A40)」とヘッドセット用アンプ「ASTRO MixAmp Pro TR(以下、MixAmp)」を6月27日に、無線型ヘッドセット「ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット+BASE STATION(以下、A50+BASE STATION)」を8月1日に発売する。価格はA40が18,880円、MixAmpが18,750円、A40とMixAmpのセットが31,250円、そしてA50+BASE STATIONが37,750円だ(すべて税別)。

レイアウトを大幅刷新してリニューアルしたA40とMixAmp

A40とMixAmpは、既存モデルをアップデートしたリニューアル版だ。A40は新たに開発された「ASTRO Audio V2」と呼ばれるサウンドシステムを搭載して音質を向上。また、マイク音量やゲーム音量を調節するMixAmpについては、レイアウト面を大きく刷新した。前モデルで縦に配置されていたツマミを横に並べて、ヘッドホン用の端子以外をすべて背面に移動。動画配信やeスポーツ大会で利用する際の操作性向上やスマートな配線環境の実現を目指した。

  • A40とMixAmp

主な仕様について、A40のマイク部はエレクトレットコンデンサで、集音特性が単一指向性、周波数特性が100-12kHz。ヘッドホン部はドライバーユニットが40mmネオジウムマグネット、周波数特性が20Hz~20kHz。アンプは、光デジタル端子、AUX端子、ヘッドセット用端子(3.5mmステレオミニプラグ)、複数の機器を接続してゲーム音声とボイスチャットを聞くといった用途のデイジーチェーン端子を搭載する。

対応システムはPS4とPC/Mac、Nitendo Switch。PS4 Slimの場合、別途HDMIデジタルオーディオ分離器もしくは光デジタル端子搭載のTVが必要。Nitendo Switchの一部のソフトはボイスチャット非対応だ。

サイズと重さは、A40がW95×D197×H203mm、363g、MixAmpがW132.5×D81×H47mm、228g。

ASTROシリーズのワイヤレスヘッドセットA50

A50+BASE STATIONは、MixAmpの機能を備えたワイヤレスのヘッドセット。これまでMixAmpで行っていたマイク音量とゲーム音量のバランス調整などを、ヘッドセットに搭載されたボタンで操作できるようになった。

また、BASE STATIONにはヘッドセットを置くだけで充電できる機能も搭載した。充電時の連続使用は最大約15時間。さらに、イヤーカップとヘッドバンドが同梱されたA50用の「Modkit」も発売される。発売日は未定だが、価格は5,130円(税別)。

  • A50+BASE STATION

主な仕様について、A50のマイク部はエレクトレットコンデンサで、集音特性が単一指向性、周波数特性が100-12kHz。ヘッドホン部はドライバーユニットが40mmネオジウムマグネット、周波数特性が20Hz~20kHz。ヘッドセットの接続は2.4G Hz、アンプ部分の接続は、入力が光デジタル端子、USBマイクロb端子、AUX端子。出力が配信用音声端子(3.5mmステレオミニプラグ)、ヘッドセット用端子(3.5mmステレオミニプラグ)、光デジタル端子、USB2.0端子。

対応システムはPS4とPC/Mac、Nitendo Switch。PS4 Slimの場合、別途HDMIデジタルオーディオ分離器もしくは光デジタル端子搭載のTVが必要。Nitendo Switchの一部のソフトはボイスチャット非対応だ。

サイズと重さは、A50がW88.4×D185×H222.5mm370g、BASE STATIONがW145.4×D121.4×H36.4mm、305g。

ゲームキャスターが実際に使った感想は?

6月11日に行われた発表会では、製品の紹介に加えて、いままでロジクールGブランドのなかにあったASTROが、1つのブランドとして独立することも発表された。それに伴い、ASTROアンバサダーにゲームキャスターのK4sen(カセン)氏が就任。Gブランドのアンバサダーとして活動しているゲームキャスターの岸大河氏と、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」のFortnite部門に所属しているうゅりる選手も登壇し、ヘッドセットやゲームにおけるサウンドに関してそれぞれが意見を述べた。

  • ASTROアンバサダーに就任したK4sen氏

  • ロジクールG ブランドアンバサダーの岸大河氏

  • 「Crazy Raccoon」所属のプロゲーマーうゅりる選手

まずは、プロゲーマーのうゅりる選手が「『フォートナイト』では敵を見失ったときなどに、音が非常に大事なので、ASTROに助けられてます」とゲームにおける音の重要性を説明。続いて、実際にA50を試した岸氏は「3世代目のA40を使っていたのですが、それと比べるとA50は音がクリアになっている印象です。あとは、やはりワイヤレスが便利でいいですね。BASE STATIONに置くだけで充電できるのも魅力的。どのくらい充電が残っているのかといったインジケーターも助かります」と感想を述べた。

A40とMixAmpを試したk4sen氏は、イコライザーの設定について「シューティングゲームだと、足音の音域を大きくすること多いのですが、『フォートナイト』のような高い音域のゲームや、ドスドスした足音が特徴的な『コールオブデューティ』のようなゲームなどで違いがあります。なので、タイトルごとにセッティングできる良さは残っていますね。また、MixAmpのダイヤルがLEDで光ることに感動しました。eスポーツの大会は暗くて見えなくなることが多いので、ありがたいです」と、リニューアルされた製品の魅力を語った。