Appleは5月21日 (米国時間)、Touch Bar/ Touch ID搭載「MacBook Pro」の2019年モデルを発表した。デザインや機能の変更はなく、CPUがアップデートされた。13インチは第8世代、15インチは第9世代のIntel Coreプロセッサを搭載し、15インチの上位モデルはMacBook Proで初の8コア仕様になった。

Touch Bar/ Touch ID搭載モデルの新ラインナップは以下の通り (価格は税別)。

  • 13インチ:第8世代2.4GHzクアッドコアCore i5/ 8GB 2,133MHz LPDDR3メモリ/ 256GB SSDストレージ (198,800円)
  • 13インチ:第8世代2.4GHzクアッドコアCore i5/ 8GB 2,133MHz LPDDR3メモリ/ 512GB SSDストレージ (220,800円)
  • 15インチ:第9世代2.6GHz 6コアCore i7/ 16GB 2,400MHz DDR4メモリ/ 256GB SSDストレージ/ Radeon Pro 555X (258,800円)
  • 15インチ:第9世代2.3GHz 8コアCore i9/ 16GB 2,400MHz DDR4メモリ/ 512GB SSDストレージ/ Radeon Pro 560X (302,800円)

より高速なCPUを搭載しながら、13インチと15インチの上位モデルおよび下位モデルの価格は据え置き。なお、カスタマイズオプションで、13インチモデルは第8世代2.8GHzクアッドコアCore i7 (+33,000円)、15インチモデルは第9世代2.4GHz 8コアCore i9 (下位モデルは+33,000円、上位モデルは+22,000円)を選択できる。

  • Touch Bar/ Touch ID搭載MacBook Pro

    Touch Bar/ Touch ID搭載MacBook Pro

CPU以外では、トラブル続きのバタフライ構造のキーボードの改良が行われた。タイピングの音がより抑えられている。キーボードのデザインの根本的な変更ではないが、キーボードのアップデートと併せて新しい「MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム」の提供することで、Appleはバタフライ構造のキーボードのトラブルに対する人々の不安の払拭に努めている。修理プロググラムは、反復入力や反応が一定しないといったこれまで指摘されてきたバタフライ構造のキーボードの問題に対して、無償修理を全ての搭載モデルに拡大した。

他の主な仕様は、13インチモデルのRetinaディスプレイは13.3インチ (2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi)のIPSパネル、15インチモデルは15.4インチ (2,880×1,800ピクセル標準解像度、220ppi)のIPSパネルだ。4つのThunderbolt 3 (USB-C)ポート、W-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0、720p FaceTime HDカメラ、ハイダイナミックレンジステレオスピーカー、3つのマイク、3.5mmヘッドフォンジャックなどを備える。