人気プレミアム炊飯器の新モデルは「ふっくら」炊けるのが特徴
電気圧力なべと同時に試食会が開催されたのが、6月1日発売の「Wおどり炊き SR-VSX9」シリーズです。Wおどり炊きは、パナソニックの人気高級炊飯ジャー。「Wおどり炊き」とは、2種類の「おどり炊き」機能を搭載した炊飯ジャーのことです。
ひとつは、鍋の底と鍋底側面という2つの加熱エリアを高速で切り替えることで、強力な泡の熱対流を生み出して米を鍋のなかで動かす「大火力おどり炊き」。もうひとつは、高い圧力で105°まで鍋内を高温化し、減圧する際に発生する激しい対流を繰り返し作ることで、米をムラなく加熱する「可変圧力おどり炊き」です。
新モデルの最大の特徴は、ごはんの粒を大きく、ハリのある炊き上がりに仕上げる「加圧追い炊きplus」機能の搭載です。炊飯には「前炊き」「炊き上げ」「沸騰維持」「追い炊き・蒸らし」の行程がありますが、この追い炊き・蒸らしの加熱温度を長くとることで、米の粒を大きく、ハリのあるものに仕上げることができるといいます。
パナソニックによると、炊飯最後の行程である「追い炊き・蒸らし」のタイミングは、炊飯ジャー内の水分が少なくなっているので、加熱すると焦げやすいタイミングでもあります。Wおどり炊きの加圧追い炊きplusは、この最後の行程で圧力を長くかけることで、米粒を約10%大きく炊き上げられるそうです。
また、Wおどり炊きは銘柄にあわせた炊飯ができる「銘柄炊き分けコンシェルジュ」のバリエーションの多さにも定評がありました。新モデルでは、この銘柄に山形県の「雪若丸」と富山県の「富富富」が追加されました。このほか、蒸らし工程で220℃の高温スチームを投入することで「高速炊飯」でももっちりとしたごはんを炊ける「スチーム高速コース」、「玄米高速コース」「麦ごはんコース」などの専用コースも追加されました。