富士フイルムは5月9日、写真クラウドサービス「FUJIFILM PhotoBank」(以下、フォトバンク)の提供を開始した。

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フォトバンク

フォトバンクは、写真を保存しておくための写真クラウドサービス。利用料金(税込)は、容量5GBのフリープランが無料、25GBプランが190円/月、50GBプランが380円/月、100GBプランが750円/月。以降、5GBごとに370円/月が加算される。

写真データの管理・共有・プリント注文が可能で、スマートフォンやデジタルカメラで撮影したデジタル写真だけでなく、フィルムカメラや写真プリントなどのアナログ写真もデジタルデータに変換して保存しておける。

アナログ写真のデジタル化は、フォトバンク内「写真スキャンサービス」から注文。対応原版はカードサイズから2L判、スキャン解像度は300dpiだ。基本料金(税込)は、1枚~50枚の50枚パックで2,052円(1枚あたり41円)から。写真スキャンサービスでデジタル化したデータは、容量に関わらず1年間は無料で保存可能。

フォトバンク内では、富士フイルムの独自AIによって、被写体や撮影されたシーンを解析してキーワードを自動でタグ付け。そのタグを利用することで、簡単に写真を整理できるようになっている。ほかにも、ピントがずれた写真を自動で非表示にしたり、類似写真をまとめて1枚に表示する機能などを提供する。

写真のアップロードなどには、スマートフォンアプリを利用。アプリはiOS用とAndroid用を用意し、2019年春のリリース予定。Webによるサービスも2019年夏ごろの提供予定となっている。

各種のサービスは順次拡充され、ユーザーがお気に入りの写真を「作品」として投稿できるオンライン写真展の開催や、フォトブックやプリント注文などを行う機能が予定されている。

マーケットプレイス

マーケットプレイスは、フォトバンクに参加する企業の製品やサービスを購入するためのオンラインショップ。フォトバンクに保存したユーザーの写真をAI分析し、ユーザーの嗜好性を推測。製品やサービスを自動で提案してくれる。マーケットプレイスは2020年初頭にオープン予定。