Turingがついに1万円台で購入可能に

NVIDIAから新型GPU「GeForce GTX 1650」が登場、搭載グラフィックスカードが各社より発売された。同GPUは、GTX 16シリーズのローエンドモデル。3月に投入されたGTX 1660のさらに下位に位置付けられており、Turingアーキテクチャが1万円台から購入できるようになった。なお従来のGTX 16と同様に、リアルタイムレイトレーシングは非対応だ。

  • 最安値はPalitの製品。Turingグラフィックスカードが買いやすくなった

上位モデルGTX 1660に比べると、CUDAコア数が1,408基から896基へと削減。メモリバス幅は192bitから128bitへ、メモリ容量は6GBから4GBへと、スペックは大幅に落とされているものの、消費電力が75Wと低く、補助電源コネクタが不要で使いやすいのが特徴だ。

今回、店頭で販売が確認できたのは以下の各モデル。Mini-ITXサイズのショート基板モデルも多く、小型ケースでの利用に適しているだろう。価格は2万円台前半が中心。GTX 1660と比べると、大体7,000円~10,000円ほど安い印象で、価格を重視する向きには良い選択肢となりそうだ。

メーカー 製品名 クロック 価格
ASUS DUAL-GTX1650-O4G 1755MHz 23,000円前後
ASUS PH-GTX1650-O4G 1710MHz 19,500円前後
MSI GeForce GTX 1650 GAMING X 4G 1860MHz 25,500円前後
MSI GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC 1740MHz 21,500円前後
GIGABYTE GV-N1650OC-4GD 1710MHz 21,500円前後
GIGABYTE GV-N1650IXOC-4GD 1680MHz 22,000円前後
ZOTAC ZTGTX1650-4GBOC 1695MHz 21,500円前後
玄人志向 GF-GTX1650-E4GB/OC/DF 1680MHz 19,000円前後
Inno3D GeForce GTX 1650 Compact 1665MHz 20,799円(ツクモ)
Palit GeForce GTX 1650 StormX OC 1725MHz 18,900円(ドスパラ)
  • MSIの「GeForce GTX 1650 GAMING X 4G」。大型クーラーだが非常に高速

  • GIGABYTEの2モデルは、ともにデュアルHDMIを備えるのが特徴的だ

  • ASUSの「PH-GTX1650-O4G」。シングルファンで、ASUS製品ながら安い

  • Palitの「GeForce GTX 1650 StormX OC」は、わずか145mm長とコンパクト

RGB LEDで発光する高速なM.2 SSD

GIGABYTEの「Aorus RGB M.2 NVMe SSD」は、RGB LEDで発光するクーラーを搭載したM.2 NVMe SSDだ。マザーボードと同期した発光制御が可能だが、同社のZ390 AorusシリーズおよびX299 Aorus Masterのみ対応となっている点には注意。256GBと512GBの2種類があり、ドスパラ秋葉原本店での価格は8,980円と13,980円。

  • GIGABYTEの「Aorus RGB M.2 NVMe SSD」。リード性能は最大3,480MB/s

  • ヒートシンクはこのように光る。ただし対応マザーボードには注意