2004年4月1日に米Googleが「Gmail」を発表してから、Gmailは15回目の誕生日を迎えた。Googleは公式ブログでGmailの15年をふり返ると共に、送信スケジュール機能やスマートコンポーズ (Smart Compose)のパーソナライズ機能といった新機能のロールアウトを開始した。

送信スケジュールは、メール送信に「明日の朝」「明日の昼」「月曜の朝」、または特定の日時を指定できる送信オプションだ。時差のある海外に送るメールが深夜に着信音を鳴らさないように送信したり、週末や休暇期間を避けて送信するというように活用できる。

  • 送信日時を指定

    デスクトップ版は送信ボタンから、モバイルアプリ版は右上のボタンをタップしてアクセスするメニューからスケジュール機能を選択

スマートコンポーズは、Gmailでメールを作成する際に、書き出しや結びの文、定型文、よく使う表現などを機械学習を用いてスマートに提案する機能だ。例えば、金曜日であれば「良い週末をお過ごし下さい」というような結びの言葉を提案する。サポート言語は、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語など。デスクトップWeb版およびAndroid版のGmailで利用できる。パーソナライズ機能は、ユーザーが好む挨拶や表現を学習してスマートコンポーズで提案する。例えば、ユーザーが「Ahoy」や「Ello, mate」といったくだけた挨拶を普段使っていたら、場合に応じてスマートコンポーズに表示する。

  • スマートコンポーズ機能

    利用者が書いた本文の内容からスマートコンポーズが件名を提案