中国ファーウェイは26日、フランス・パリで開催したスマートフォン新製品発表会で、通信機能付きメガネ「SMART EYEWEAR」を発表した。韓国のアイウェアブランド「Gentle Monster」とコラボレーションした製品で、現在開発中。2019年6月から7月をめどに実用化を想定する。

  • SMART EYEWEARを掛けてみせた、中国ファーウェイのRichard Yu氏(Consumer Bisiness Group CEO)

「ファッションとテクノロジーの融合」を意識し、ゴツゴツした厚みのあるスマートグラスとは異なった、テンプル(つる)が細い自然なメガネのデザインを実現。ボタンやピンを外側に搭載せず、表面はなめらかな質感だという。

つるの内部には、ワイヤレス充電モジュール、通信アンテナ、バッテリー、デュアルマイク、Bluetoothチップセット、ノイズを低減できるセミオープンのデュアルスピーカーを搭載。機能的には“ワイヤレス充電できるメガネ型ヘッドセット”という印象で、スマートフォンと連携し、つるの部分をタップすることで着信に応答したり、音楽を聞いたりすることができる。IP67の防塵防水機能も備える。

  • SMART EYEWEARに搭載されている技術

2,200mAhのバッテリーを内蔵した専用ケースも用意。SMART EYEWEARを中にしまうと自動でワイヤレス充電できる仕組みになっている。価格やハードウェアの詳細は、現時点では明らかになっていない。

  • SMART EYEWEARを充電できるバッテリー内蔵ケースも用意する

  • 発表会ではサングラス型のほか一般的なメガネ型のデザインも紹介された。2019年6月から7月をめどに実用化するという