最新のカメラや交換レンズを十二分に堪能したあとは、アネックスホールに移動しましょう。こちらは、中古カメラやカメラアクセサリーアウトレットの販売会場となっています。

  • 中古カメラフェア会場内の様子。18のカメラショップが出店しています。カメラや交換レンズを熱心に見定めている来場者の姿が数多く見受けられました

まずは、今やCP+の名物イベントとなった「中古カメラフェア」。今年で3回目を迎えます。東京をはじめ、愛知、大阪、福岡などから18のショップが出店。これらの店舗を1日で見て回ることは到底不可能ですが、CP+の会場なら可能なのです。それゆえ、欲しいカメラや珍しいカメラが発見できる魅力的なイベントとなっています。

初日に会場にお邪魔したところ、たいへんなにぎわいでした。このようなイベントは、往年の写真愛好家や中古カメラマニアが多数来場しているように思われますが、昨今のフィルム写真&フィルムカメラのブームもあって、若い人たちも多く目にしました。女性同士での来場も少なくなく、カメラを挟んでショップの販売員と熱心に会話している姿も見かれました。

  • ピストル型のカメラ「マミヤピストル」。トリガーを引くとシャッターが切れます。珍品の部類に入るカメラです(カメラのゴーゴー商会)

  • 150台限定で発売されたR6.2のゴールド「ライカR6.2ゴールド」。レンズもゴールド仕上げになっており、特製の木箱に入っています(カメラのゴーゴー商会)

  • 1953年に発売されたハッセルのフォーカルプレーン機「ハッセルブラッド 1000F」です。最高シャッター速度は1/1000秒。テッサー80mmF2.8が付属(ステレオカメラ)

  • ツァイスのスプリングカメラ「ツァイスイコン コンテッサ35」です。フィルムは一般的な35ミリを使用しますので、手軽に楽しむことのできるオールドカメラといえます(ステレオカメラ)

  • いまだに高い人気を誇る富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X30」。1/1.7インチセンサーに28~117mm相当の光学ズームレンズを搭載しています(スズキカメラ商会)

  • 焦点距離35mmの単焦点レンズを搭載するコニカのコンパクトカメラ「コニカヘキサーQD」です。玄人好みの作りで、フィルム愛好家などから人気の高いカメラです(スズキカメラ商会)

  • ローライ35の弟分として登場したカメラ「ローライ B35」です。簡素化した部分が見受けられますが、その分使いやすく、中古でもお手ごろ価格で手に入ります(東京CAMERA)

  • ハーフサイズのコンパクトカメラ「オリンパスPEN EE-3」。露出計はセレン式で電池は不要。露出もカメラ任せで楽しめる手軽なフィルムカメラです(東京CAMERA)

  • フィルム一眼レフで写真を楽しんでみるのはいかがでしょうか。「ペンタックスKX」はベーシックなマニュアル露出カメラです。標準レンズ50mmF1.4が付属(ユー・シー・エス)

  • 操作に慣れが必要ですが、二眼レフも楽しいカメラ。ちょっと値が張りますが、名門ローライフレックスの二眼レフ「ローライフレックス3.5F」がおすすめ。一生モノです(日東商事)

  • この「パナソニック LUMIX DMC-L1」はミラーレスのように見えますが、デジタル一眼レフです。最新のカメラと比較するとスペックは劣りますが、このようなちょっと古いデジタル一眼で撮影するのも楽しいのではないでしょうか(ジェイダブリュー)

もうひとつのイベントが、CP+にブースを持つアクセサリーメーカーの「フォトアクセサリーアウトレット」。こちらは13のメーカーが出店しており、三脚や一脚、カメラバッグ、メモリーカードなどをアウトレット特価で販売しています。特に、メーカーの社員が販売を担当していることも多く、アイテムの使い方などダイレクトに聞けるのもこのイベントの特徴となっています。中古カメラフェアと会場が同じであるため、こちらも多くの来場者でにぎわっていました。

  • フォトアクセサリーアウトレットの会場の様子。初日から多くの来場者でにぎわっています。欲しかったアイテムがあったらラッキー!

掲載した商品は2月28日調べで、すでに売り切れている場合もあります。とはいえ、中古カメラフェアおよびフォトアクセサリーアウトレットとも、商品はたっぷり用意しているとのこと。ちょっとだけお財布を膨らまして会場をのぞいてみるのもいいでしょう。