SX14はインターフェースが豊富な点にも注目です。4K出力対応のHDMI端子、D-Sub端子(アナログRGB出力端子)、有線LAN端子のほか、USB Type-C端子、USB端子×3、SDメモリーカードスロットを備えています。パソコンと別に変換アダプタを持たないで済むのは嬉しいですよね。

  • 向かって右サイドには、VGA端子、LAN端子、HDMI端子、USB Type-C端子、USB端子、SDメモリーカードスロットがあります

  • 向かって左サイドには、USB端子×2と、ヘッドフォン端子があります

また、microSIMスロットが1つ搭載されています。今のスマホで主流のnanoSIMでないところが少し残念ですが、SIMフリーなのでNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、MVNOの通信を利用できます。残念ながらネット接続できるmicroSIMがなかったため、通信の様子はレビューできなかったのですが、ネットがなければ仕事にならないこの時代にLTE通信が直接できると、作業効率がグンと上がりそうです。

  • 背面にはmicroSIMスロットが1つあります

据え置きレベルの「しっかりパソコン」だった

SX14を使ってみて一番感じたことは、モバイルノートでもしっかりとパソコンであること。1kgを切るモデルもある軽さでありながら、キーボードは広くて安定して入力することができ、ディスプレイサイズも十分です。PCをひらくと、液晶の下側が底面に潜り込んでキーボードを持ち上げる構造(チルトアップヒンジ構造)なので、電車内や会議などで膝打ちの機会が多い人にもおすすめです。

また、プライベートシーンでもNetflixやAmazon Prime Videoで4K動画を見るような、映像好きに向いている機種だと感じました。気になるポイントはスピーカーの音質。もう少し良くてもいいと感じましたが、別途Bluetoothスピーカーを接続して楽しむこともできますね。SDカードスロットがあるので、ミラーレスや一眼レフで高画質の撮影を楽しんでいるカメラファンにもおすすめです。

SX14の個人向け標準モデル(店頭モデル)は、税別162,800円から。ぜひお手にとって検討してみてください。

■試用機の主な仕様 [製品名] VAIO SX14 [CPU] Intel Core i7-8565U(1.80GHz) [メモリ] 16GB [グラフィックス] Intel UHD Graphics 620(CPU内蔵) [ストレージ] 256GB SSD(PCIe NVMe) [光学ドライブ] 非搭載 [ディスプレイ] 14型ワイド液晶、3,840×2,1600ドット、タッチ非対応 [OS] Windows 10 Home 64bit [バッテリー駆動時間] 約8.0 - 11.0時間 [本体サイズ/重量] W320.4×D222.7×H15.0~17.9mm / 約,1028~1,045g(4Kパネル選択時。最小構成時は999g) [ソニーストア価格] 261,800円~(試用機構成の場合。ソニーストア最小構成価格は税別139,800円~、VAIOストア最小構成価格は税込191,160円~