象印マホービンは2月1日から、家電の新ブランド「STAN.」シリーズを発売します。STAN.の発売にあわせて、東京・表参道にて同ブランドのSTAN.家電を実際に触れる期間限定コンセプトショップ「STAN. TABLE」をオープンします。
STAN.シリーズで発売される家電シリーズは、IH炊飯ジャー「NW-SA10型」、マイコン沸とう電気ポット「CP-CA12型」、コーヒーメーカー「EC-XA30型」、ホットプレート「EA-FA10型」の4製品です。
離乳食が作れる「ベビーごはん」メニュー搭載のIH炊飯ジャー
「NW-SA10型」は、最大炊飯容量が5.5合のIH炊飯ジャー。STAN.シリーズは基本的にミドルレンジクラスの製品をベースとしているため、圧力機能は搭載していません。そのぶんお手入れは簡単で、使用後に毎回洗うパーツは内釜と内フタの2つだけ。また、炊飯時は強火で炊き続けることで旨みを引き出すという「豪熱沸とうIH」機能を搭載しています。
STAN.シリーズは「30代の共働き・子育て世帯」がメインターゲットです。このため、離乳食を簡単に作れる「ベビーごはん」メニューも搭載。赤ちゃんの成長にあわせて4段階の柔らかさで離乳食用のおかゆを作れます。
意外となかった小容量サイズの電気ポット
マイコン沸とう電気ポット「CP-CA12型」は、1.2L容量の電気ポット。一般的な電気ポットは容量2L以上の製品がほとんどで、1.2Lという容量は意外と少ないのです。小容量にしたことで、本体サイズは幅17.5×奥行き27×高さ25cmとかなりコンパクト。いままで「電気ポットは大きすぎる」という理由で電気ケトルを購入していたユーザーにも使いやすいサイズです。また、最小水量の約320mlなら約2分で沸かせる「ハイスピード沸とう」機能も搭載しています。
保温は、コーヒーを美味しく淹れられるという90℃のほか、子どものミルク作りに適した70℃保温も搭載。また「電気ケトルのように使いたい」というユーザーのために、一度沸とうしたら自動的にヒーターをOFFにする「保温切」機能もあります。
コンパクトなサイズのコーヒーメーカー
コーヒーメーカー「EC-XA30型」は、マグカップ2杯分(約360ml)と夫婦2人にちょうどよい量のコーヒー抽出を想定したシンプルな製品です。水をヒーターで2回加熱し、熱湯と蒸気でコーヒー豆を蒸らしてからドリップする「ダブル加熱95℃抽出」機能と、カルキを除いてコーヒー本来の美味しさを引き出せるという浄水フィルターを搭載しています。
深さ4cmのプレートで調理の幅が広がるホットプレート
ホットプレート「EA-FA10型」は、深さが4cmある深型プレートが特徴。深さがあるので、一般的なパンケーキや焼き肉といった焼き物調理だけでなく、スープや炊飯といった汁気の多い煮物調理も可能。付属のフタを利用すると、蒸しもの調理にも対応します。
深型プレートのまわりは本体ガードで囲われているため、子どもが不用意に熱いプレートに触れにくい構造になっています。
象印の家電は、お年寄りの生活を見守る通信機内蔵ポットなど、比較的高い年齢層をターゲットとした製品が多い印象ですが、STAN.シリーズは30代の共働き・子育て世帯と、若いユーザー世帯をメインターゲットとしています。なんといっても最大の特徴は、南部鉄器のように黒くマットな質感と、ブラウンのバイカラーを採用した印象的な統一デザインです。
そして、象印のミドルレンジクラス同等の機能を搭載することで、デザイン家電でありながら購入しやすい価格帯であることも見逃せません。価格はオープンですが、想定実売価格は炊飯ジャーが33,000円前後、電気ポットが15,000円前後、コーヒーメーカーが10,000円前後、ホットプレートが15,000円前後(いずれも税別)です。