Tecmint.comは1月24日(米国時間)、「Woof - Easily Exchange Files Over a Local Network in Linux」において、簡単なファイル交換を実現するコマンド「woof」の使い方を紹介した。

woofは1回限りのファイルダウンロードまたはアップロードを実施するためのWebサーバを起動するコマンド。ファイルのアップロードやダウンロードは、Webブラウザやcurlのようなコマンドから行うという特徴がある。

woofコマンドのインストール方法は次のとおり。

パッケージ管理システム インストール方法
Linux apt sudo apt install woof
FreeBSD pkg sudo pkg install woof
macOS Homebrew brew install woof

woofコマンドは引数にファイルを指定して実行すると、URLを表示してダウンロード待ちの状態になる。

  • woofコマンドでファイルのダウンロードを提供開始

    woofコマンドでファイルのダウンロードを提供開始

表示されるURLをWebブラウザで開くなどすると、指定されたファイルのダウンロードが実施される。

  • Webブラウザから指定されたファイルをダウンロード

    Webブラウザから指定されたファイルをダウンロード

woofコマンドはダウンロード要求の内容をターミナルに出力するとともに、ダウンロードが終了すると同時に処理を終了する。

  • woofコマンドはダウンロードが完了すると処理を終了する

    woofコマンドはダウンロードが完了すると処理を終了する

woofコマンドはオプションを指定しないと1回のダウンロードで終了するが、-cでダウンロードの回数を指定することもできる。

woofコマンドは-Uオプションを指定すると、ダウンロードではなくアップロードを実施するためのページを表示するようになる。

  • woofコマンドによって作成されたファイルアップロードページ

    woofコマンドによって作成されたファイルアップロードページ

Webブラウザからアップロードが完了すると、次のようにwoofコマンドは終了する。アップロードされたファイルはwoofコマンドが実行されたディレクトリに出力される。

  • アップロードされたファイルはwoofコマンドを実行したディレクトリに保存される

    アップロードされたファイルはwoofコマンドを実行したディレクトリに保存される

woofを利用することでsshのアカウントが存在していないホスト間などでも簡単にファイル交換を実施することが可能になる。