NECプラットフォームズは1月15日、4ストリーム対応の無線LANルータ上位機種「Aterm WG2600HS」を発表した。1月24日に販売開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別11,000円前後。

  • Aterm WG2600HS

2016年4月に発売した「Aterm WG2200HP」の後継機。筐体は現行の最上位モデル「Aterm WG2600HP3」と同じ形で、11ac準拠で4×4ストリームの通信をサポートする。仕様上の最大通信速度は1,733Mbps(5GHz帯)+800Mbps(2.4GHz)。

前モデルから、無線LANが広範囲でつながるよう設計を見直した「ハイパワーシステム」を新採用し、電波範囲が拡大している。また、新たに次世代通信方式IPv6(IPoE)をサポートし、IPv6の通信を高速化させる独自技術「IPv6 High Speed」も搭載した。

このほか、接続するデバイスの位置を検出して集中的に電波を飛ばすビームフォーミング機能や、複数の端末をつないでも安定して通信できるMU-MIMO、つないだ端末を一覧憑依できる「見えて安心ネット」などの機能を搭載。最上位モデル「Aterm WG2600HP3」と機能面ではほぼ同等だが、電波状態の良いチャネルを自動選択するオートチャネルセレクトが電源オン時にのみ動作する点(Aterm WG2600HP3では一定時間ごとに動作)、混雑の少ない周波数帯へ接続を切り替えるバンドステアリングが非搭載となっている点が異なる。

有線LANインタフェースは、WAN側が100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LANポート×1基、LAN側が100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LANポート×4基。本体サイズはW38×D129.5×H170mm、重量は約0.6kg。本体は子機、中継機としても利用できる。

  • 縦置きだけでなく、壁掛けや横置きも可能