ペガシス
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グラフ10が同時1streamでのエンコード性能で、負荷の軽いH.264ではRyzen Threadripper 1950XやRyzen Threadripper 2950Xなどが有利であるが、負荷の重いH.265ではRyzen Threadripper 2970WX/2990WX系が有利という結果に。これは常識的なものになっている。

それでもH.264の場合、Threadripper系全製品でCore i9-9900Kよりも高速なのは流石だが、実際には1streamだとかなりコアが遊んだ状態になる。そこでフルに活用するとどうか?ということでH.265について同時に1/2/4streamでのエンコードを行った結果がグラフ11である。

こちらはCore i7/i9ではデータを取っていないので、Ryzen系のみとなっている。8core/16threadのRyzen 7 2700Xでは、2/4threadでもほとんど性能が上がらないが、Threadripper系は明確に性能が上がる。特に2970WX/2990WXでは相当コアが遊んでいたようで、このあたりはコア数の多さがやっと性能に結び付いた形だ。

Ryzen Threadripper 2920Xは? というと、Ryzen Threadripper 1950Xにはやや劣るが、Core i9-9900Kと同等程度の性能を出しており、Ryzen Threadripper 2970WXはRyzen Threadripper 2990WXほどではないにせよ結構なフレームレートを出している。やはりレンダリングとかエンコードに適した製品、と考えてよいだろう。