PTCは、ジェネレーティブ・デザイン・ソフトウェアを提供する米Frustumを約7000万ドルで買収したと発表した。

Frustumは、人工知能(AI)を活用して設計オプションを生成するアプローチによるジェネレーティブ・デザイン・ソフトウェアの提供を行なってきた企業で、PTCでは、同社の買収はPTCとANSYSのパートナーシップを補完するものと位置づけている。

PTCは、Frustumの有する機能を自社のCreoのポートフォリオに追加することで、設計プロセスの上流で解析を行なうことが可能となると説明しているほか、FrutumとANSYSの機能を活用することで、Creoがジェネレーティブ・デザインを用いた設計アプローチを推奨することができるようになるともしている。

さらに、ANYSYS Discovery Liveを用いた反復設計プロセスを経て、最終的に広範なANSYS Discoveryスイートを使用して大規模かつ完全な製品設計を検証することもできるようになるとしており、これらの機能をCreoに組み込むことで、エンジニアは製品のイノベーションを迅速に推進する優れた能力を得ることができるようになるという。