今回紹介するのはPS VR専用でダウンロードタイトル『DRONE STRIKER(ドローン・ストライカー)』。税込み1,100円のお手軽価格で楽しめるSFガンシューティングだがモーションコントローラーでプレイすると、拳銃で撃ちまくってる気分が味わえる。SFだが自分の中では完全に、映画『男たちの挽歌』のチョウ・ユンファなのである!

せっかくPS VRがあるのだから、通常のコントローラーよりもリアル感、臨場感が味わえるPlayStation Move モーションコントローラーの対応ゲームで遊びたい! と思い立ちさっそくPlayStation Storeを検索。見つけたのがUSERJOY JAPANの『DRONE STRIKER』だ。見た目は完全にSFガンシューティング。モーションコントローラーでガンマン気分を楽しむにはうってつけと考えたワケである。価格は1,100円と手頃なのも素晴らしい。

  • 今回は反乱を起こしたAIを相手に、高々と武器を掲げ応戦するオッサンのストーリーである(ちょっと映画『ボヘミアン・ラプソディー』風味)

  • SFガンシューティングの「DRONE STRIKER」。PS VR専用タイトルで価格は1,100円とお手頃
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「DRONE STRIKER」は2018年10月18日よりPlayStation Storeで配信が開始されたPS VR専用のSFガンシューティング。DRONE STRIKERとなり、人類の敵となった人工知能と戦う、というSFではお約束な設定だが、一人称視点で迫り来るロボットやら戦闘機やらと戦うゲームなのでガンマン気分を味わえるのでは? と気分は否が応にも盛り上がる。ちなみに、PlayStation Move モーションコントローラーのほか、通常のPS4コントローラ、PlayStation VR シューティングコントローラーにも対応。好きなスタイルで楽しめる。

  • DRONE STRIKERの一員となって人工知能と戦う。青いフルフェイスのようなヒトたちがそれだ。筆者は太ったオッサンだけど、人類を守るなんて大役が務まるのだろうか?

  • 3種類のコントローラに対応。今回はモーションコントローラーでガンマン気分を味わうことにする

周囲から見るとカラオケ? 本人は見えてないので大丈夫!?

さっそくプレイすると、モーションコントローラーとの相性は抜群だ。モーションコントローラーを銃に見立ててプレイするわけだが、コレがいい。人差し指で押す「T」ボタンが引き金になり、プレイ中は完全にガンマン気分だ。モーションコントローラは先端部分が青く光る球体(スフィア)とちょっと緊張感に欠けるデザインだが、VRヘッドセットをかぶっている自分にはまったく見えない。画面の中で持っているのはサブマシンガンなのだ。

そしてSFガンシューティングであり、見た目はサブマシンガンなのだが、片手で銃を構えて撃つというプレイスタイルもあって、自分の中では男たちの挽歌のチョウ・ユンファになりきっていた。迫り来る敵を拳銃で撃って撃って撃ちまくるチョウ・ユンファ気分だ。それがどれだけ気持ちいいかは、映画を見たことがある人ならわかるハズである。ちなみに、調べてみたら「男たちの挽歌」が日本で公開されたのは1987年と30年以上前だった。知らない人も多いだろう。なんならシティーハンター気分でもいい(それでも古いが、というか連載開始は1985年だった……)。

そして映画や漫画でありがちな、撃ったあとの硝煙を吹く仕草なんかも敵を倒したときにやっていたワケだが、その様子を撮影担当の嫁が「カラオケかと思った」とコメント。確かに写真を見ると完全に司会者というかムード歌謡的な雰囲気で、少しもガンマンではない。しかし、プレイ中はそんなことを微塵も感じないのが完全に視界が遮られるVRの素晴らしい部分ではないか。

  • ガンマン気分の筆者だ。完全にチョウ・ユンファになりきっている。見た目は違うが気分はそのものである

  • 硝煙を吹き消している気分の筆者。どう見てもカラオケで「ワワワワ~」と歌う内山田洋とクール・ファイブ的ムード歌謡スタイルだがVRヘッドセットをかぶっているおかげで自分には見えないので、本人は大丈夫

PS VRで盛り上がるオッサンぶりはともかく、もう少しゲームを紹介していこう。「DRONE STRIKER」は一人称視点のガンシューティング。画面内の敵をすべて倒すと自動的に歩いて先に進むというスタイルだ。歩いている最中にも画面のあちこちから敵が出現する。アーケードにあるガンシューティングに近い作りだ。ひたすら敵を狙って撃つだけというシンプルな作りなので、誰でもすぐ楽しめる。細かな操作方法やルールを覚える必要がないのだ。それでいながら、敵は上から出てきたり横から出てきたりと、キッチリ倒そうと思ったら回りを見渡す必要があると、VRの楽しさもしっかり含めている。中学生の息子は予備知識なしでいきなりプレイしてもすんなり楽しめていた。PS VRゲームの面白さを体験させる接待用としても優秀だ。

敵にはそれぞれ弱点があり、そこにトドメの一撃が命中すると通常よりも多くのスコアが獲得できる。そして、各ステージのクリア時の評価で世界中のプレイヤーとランキングを競い合える「ワールドランキング」があったりと、やり込み要素も用意されている。ステージは3種類だけと、ゲームのボリュームは大きくないが、価格から考えると十分。まったく損は感じなかった。

  • 画面内の敵を倒すと自動的に進む。撃つことだけ考えればいいので、PS VRが初めての人でもすんなりプレイが可能だ

  • 敵の弱点を撃って倒すとスコアアップ。ワールドランキングもあるので、世界をライバルにプレイするのもアリだ

さて、次回はモーションコントローラ2本で楽しめるDownward Spiral: Horus Stationにチャレンジしてみたいと思っている。お楽しみに。

DRONE STRIKER(ドローンストライカー)
対応機種:PlayStation 4※PlayStation VR専用タイトル
PlayStation Move モーションコントローラー対応
PlayStation VR シューティングコントローラー対応
ジャンル:シューティング
価格:1,100円(税込)ダウンロードのみ
プレイ人数:1人
CERO:B(12歳以上対象)
運営:USERJOY JAPAN株式会社
開発:Userjoy Technology
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