カシオ計算機は11月20日、32鍵盤ミニキーボードの新製品「UK-01」を発売した。1960年代のイギリス、UKカルチャーをテーマとしたデザインが特徴だ。税別価格は10,000円。
UK-01は、オレンジを帯びたポップなレッドの本体と、オフホワイト仕上げの鍵盤によって、懐かしさとレトロな雰囲気を感じさせるデザイン。機能名や音色名などの表記にはネイビーカラーの英語を用い、本体のレッドと合わせて赤と青のナショナルカラーを表現した。本体背面には、ユニオンジャックをあしらっている。
内蔵する音色数は100種類、リズムパターンは50種類、最大同時発音数は8音。キーボード面には、5種類のドラムパッド、ピアノ音色とオルガン音色のワンタッチ切り替えボタンなどを設けている。メジャーなコード進行のリズムを内蔵しているため、簡易的なリズムマシンとしても使える。レッスン機能として、内蔵楽曲のリズムパートをオフにして流すことも可能。
内蔵スピーカーは8cm×2で、アンプ出力は0.5W+0.5W。3.5m,ステレオミニジャックのヘッドホン出力を装備。電源は単3形乾電池×6本のほか、別売のACアダプターも使える。本体サイズはW446×D208×H51mm、重さは約1kg。
カシオのミニキーボードは、きちんとチューニングした音階を鳴らせることから、音楽スタジオでギターやベースのチューニングにもよく利用されているという。乾電池で動作するので持ち運びもでき、カジュアルなキーボードとして「鍵盤に向かうプレッシャーがない」とも評価されており、カシオでは音楽を手軽に楽しむキーボードとして裾野を広げていきたい考えだ。