NECとNECソリューションイノベータは11月8日、アーティストのチケッティング業務などを行うテイパーズと協力し、顔認証技術を用いた本人確認システムを同6日から国内7カ所の会場で行われる宇多田ヒカルのコンサートツアー「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」で活用すると発表した。
同システムは、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、顔認証AIエンジン「NeoFace」を用いて、NECソリューションイノベータが構築。これにより、顔写真付き身分証明書を用いた目視での本人確認方法と比べ、観客の入場にかかる時間を最大50%短縮が可能とになるという。
テイパーズは、同システムを自社のチケット発券システムと組み合わせて利用することで、コンサートのチケット転売防止や来場者の円滑な入場を実現し、お客様へのサービス向上を図る考えだ。