タニタは10月18日、セガゲームスのプレイステーション4用ソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」用のツインスティックコントローラー「XVCD-18-b 18式コントロールデバイス『ツインスティック』」のクラウドファンディングに再挑戦すると発表しました。アーケードゲーム用のジョイスティックやボタンの製造を手がける三和電子と、金属加工を手がけるトラスティーの協力を得てクオリティを高め、「一生もののツインスティック」の商品化を目指すとしています。

タニタのツインスティックのクラウドファンディングは、2018年6月に実行していたものの、支援金が目標金額に届かず不成立となりました。しかし、クラウドファンディングのプロジェクトが終了したあとも、多くのユーザーから商品化を求める声が寄せられたといいます。

今回、タニタと同じ東京都板橋区に本社を置く三和電子とトラスティーの協力を得て、スティックのクオリティを高めたうえで再挑戦することとなりました。スティック本体は、オリジナルの専用きょう体を彷彿とさせる横長ボディとするとともに、天板部にステンレスプレートを使用するなどして質感と耐久性を高めています。スティックの傾斜可能角度を8度にしてアーケード版と変わらない操作性が得られるようにしたほか、スティック基部の構造を強化して「ねじり」や「加重」に対する高い耐久性を確保。さらに、メンテナンス性を高めると同時に、スティック部分は交換用のアフターパーツを用意し、長く使えるように工夫しています。

  • 今回、クラウドファンディングで商品化を目指すツインスティックコントローラー「XVCD-18-b 18式コントロールデバイス『ツインスティック』」。質感やメンテナンス性をアーケード版並みのクオリティに高めた

  • こちらは不成立となった前回のツインスティックコントローラー

製品化への目標金額も引き下げました。前回は1口55,400円(税込)で2億7,700万円を募る目標としたのに対し、今回は1口44,600円(税込)で4,460万円を目標としています。前回は、約8,254万円を集めたことから、今回は製品化への可能性が大きく高まったといえます。クラウドファンディングが成立した場合、商品の発送はバーチャロンシリーズ第1作の「電脳戦機バーチャロン」が誕生した日にちなみ、2019年11月27日を予定しています。

クラウドファンディングは「キャンプファイヤー」で実施し、締め切りは11月29日の23時59分。受付は10月18日の12時から開始します。