海外メディアが広く報じているようにMicrosoftは、2018年10月2日午後4時(現地日時)からメディア向け発表会を開催する。この時期に発表された過去の製品を振り返ると、2017年10月にSurface Pro with LTE Advanced、2016年10月にSurface Book with Performance Base、Surface Pro 4がある。

海外メディアに届いたメッセージは「A moment of your time」と、意味深な言葉を添えるにとどまり、明確な製品情報は記述されていない。日本マイクロソフトが2019年度・新年度経営方針記者会見で示したビジョンの1つは「ライフスタイルイノベーション」だが、同社代表取締役社長 平野拓也氏は「Surfaceファンの増加」「OEMとの協業」を明示しながらも、展望を見通す言葉は控えめだった。

  • 日本マイクロソフトが2018年8月6日に開催した新年度経営方針記者会見のスライド

ライフスタイルイノベーションの展開として、日本マイクロソフトは「魅力的なデバイスの提供」「ミレニアル世代/学生(への対応)」でモダンライフスタイルを推進すると示しているが、その答えとなるのが、米ニューヨークで開催する今回の発表会なのだろう。この文脈で興味深いのが、ベトナムのTinhte.vnが掲載した、Surface Pro 6(仮)のリーク情報だ。

詳細はリンク先をご覧頂きたいが、外部的な変更は最小限にとどめ、プロセッサを第8世代のIntel Coreに更新するなど、順当なバージョンアップとなりそうだ。他方でSurface Studio 2(仮)のベンチマークデータがネット上で多数見られるという情報もある。これからのことから、Surface Pro 6(仮)およびSurface Studio 2(仮)が登場する可能性は高い。

合わせてWindows 10 October 2018 UpdateとなるWindows 10 バージョン1809も同じタイミングでリリースするのではないだろうか。本稿執筆時点でWindows 10 Insider Previewのビルドは17763.1だが、更新頻度やスローリングへの展開、時期を鑑みれば順当なタイミングだ。

  • Windows 10 Insider Preview ビルド17763.1のデスクトップ

個人的にはWindows 10 19H1(1903となる次期バージョン)における方向性を聞きたいが、そこは発表会の内容を目にしないと分からない。Surfaceシリーズが関連するのであれば、日本マイクロソフトも何らかの発表会を開催する可能性が高いため、新たな情報を得た時点で改めて報告したい。

阿久津良和(Cactus)