ライオンは、同社が保有する口臭に関する知見を活用して開発中の「口臭ケアサポートアプリ」を用い、東急百貨店本店の協力を得て接客スタッフを対象とする実証実験を10月より約1カ月間実施すると発表した。

開発中の「口臭ケアサポートアプリは、自分では気づきにくい口臭のリスクを、スマートフォンで確認できるもの。スマートフォンで舌を撮影すると、AIを活用して導き出したアルゴリズムによって舌の汚れの状態が分析され、口臭リスクとして表示される。

実証実験は、東急百貨店の協力を得て、店頭での接客スタッフ50名を対象にアプリを活用してもらい、「おもてなし」をさらに高められるという仮説を検証する。ライオンでは、実証実験の結果をもとに、インタフェースや機能を改善して、実用化を目指す。

  • 実証実験のイメージ

同社では、接客業など対人対面での応対が必要な業態に向け、接客サービス向上のツールとして実用化を目指していく。