米Appleは9月12日 (現地時間)、米カリフォルニア州クパチーノで開催したスペシャルイベントにおいて、「iOS 12」の正式版を9月17日にリリースすると発表した。正式版リリースに向けて、パブリックベータプログラムで12日からGM版 (Golden Master: 製品リリースに向けた最終版) の提供が始まった。

iOS 12のアップグレード対応機種は、iPhone 5s以降のiPhone、iPad Air、iPad Pro、iPad (第5世代/ 第6世代)、iPad mini 2以降のiPad mini、iPod touch (第6世代)など。 iOS 11と同じ対応機種に、9月21日に発売になる「iPhone XS」と「iPhone XS Max」が加わり、iOS史上最も多くのiOSデバイスをサポートするバージョンになる。

iOS 12は全ての機種への最適化が行われており、アップグレードによって旧い機種でもパフォーマンスの向上が得られる。他にも、スマートフォンの使いすぎを防ぐアクティビティ管理機能や各種ツールの追加、自分のアニ文字を作成して動かせる「ミー文字」、自動化ツール「Siriショートカット」、AR/3Dオブジェクト向けのオープンフォーマット「usdz」対応と「ARKit 2」のサポート、Safariのプラバシー保護強化など、ユーザーの利用体験を向上させる様々な機能の追加や強化が行われる。