タクシー会社のエムケイと、JTB、シャープは11日、シャープ製のモバイル型コミュニケーションロボット「RoBoHoN」(ロボホン)を、京都の観光タクシー事業に活用すると発表した。
ロボホンが旅のパートナーとしてタクシーに同乗し、京都の観光めぐりを楽しめる。旅行商品「京の『ロボ旅』タクシー」として、 エムケイが9月17日に発売する予定だ。
「京の『ロボ旅』タクシー」は、2018年1月~3月に実施された、ロボホンを活用した実証実験「モバイル型コミュニケーションロボットを用いた観光ショーケース化」(ロボ旅)を事業化したもの。実証実験に参加した旅行者から、「ロボホンに薦められるとつい買い物をしてしまう」や「一緒に旅をしている感じが楽しかった」といった意見があったことから、ロボットによる観光ガイドが旅のパートナーになりうるという結論に至ったという。
今回の「京の『ロボ旅』タクシー」では、タクシー車内で、ロボホンが京都の観光情報や歴史、文化などについて利用者に語りかける。英語・中国語にも対応する。また、ロボホンとの会話を通じ、利用者の感動の声や要望を聞き出し、今後のサービスに活かすという。
提供期間は、2018年9月22日~2019年3月31日。旅行代金は、2~3名でロボホン1体を利用した場合はひとり6,000円(6歳以上)。1名でロボホン1体を利用した場合はひとり7,000円。タクシーは9名までの乗り合い制で、最少催行人員は6名。
ロボホンの貸出場所は、R京都駅八条口の「MK VIPステーション」。行程は清水寺周辺散策や八坂神社、平安神宮などを周り、約6時間を予定する。