NTTドコモは、日本テレビの協力のもと、さまざまなセンサーデバイスを連携させるプラットフォーム「Linking」とデータ分析手法を用いて会議室の利用実態分析をする実証実験を、日本テレビ内会議室において9月3日から10月31日まで実施すると発表した。

日本テレビでは会議室の利用に関して、予約が取りにくい、無断キャンセルが多く、使用されていない会議室が多い、長時間予約された会議室が、短時間しか使われていないといった課題がある。

実証実験は、会議室内に設置された「人感センサー」「照度センサー」「開閉センサー」から取得したセンサー情報を基に会議室の利用有無を可視化し、利用実態を把握することを目的にしている。

  • 実証実験の概要

さらに、利用実態と会議室予約データを照合し、予約情報と利用実態の差分を分析することで、予約されていても実際には使用されていない会議室の「空予約」だけではなく、長時間予約による会議室の未消化実態まで明らかにする。そして、実験結果を踏まえ今年度中の商用化を目指すという。

  • 利用分析