ユーザーインタフェース(UI)には、Android 8.1をベースにカスタマイズした独自OS「ColorOS 5.1」を採用しています。標準アプリのアイコンが丸みを帯びた四角になっていて、同時発表のR15 Proとも異なっています。このあたりは、端末の位置付けによってテーマを変えているのかもしれません。

ホーム画面から右にスワイプするとすべてのアプリが並ぶタイプのUIで、左にスワイプすると天気予報や予定などを集約した「スマートアシスタント」を表示できます。Google Nowのような機能ですが、ニュースがないなど、少し情報量は少ないようです。

  • スマートアシスタントで簡単な情報をまとめて表示できます

iPhone Xのような操作法に変更できる

特徴的と言えば、画面下部のナビゲーションキーのカスタマイズです。一般的な戻る、ホーム、最近のタスクという3機能が標準ですが、「スワイプアップジェスチャー」に変更することができます。

これは、画面下部に3分割されたバーが表示されて、そこから上にスワイプすると戻る、ホーム、最近のタスクという3機能を実行できるというもの。ナビゲーションキーが表示されない分、画面全体が表示に使えるということで、より画面を広く使えます。

iPhone Xのような使い方と言えばそれまでですが、戻るなどの機能が使える点は便利です。ちなみに、完全にiPhone Xと同じ操作法にすることも可能です。

  • スワイプアップジェスチャー機能。通常の仮想キーナビゲーションに比べて画面が広く使えるのが利点です

セキュリティ機能が充実

設定の「セキュリティ」も充実しています。アプリの権限管理や個人情報保護、キッズスペース、偽基地局ブロックなどの機能がデフォルトで搭載されています。パスワードなどの入力時に入力を記録したりネットワーク送信したりしない専用キーボードが立ち上がったり、プライバシーに関わる画面でスクリーンショットを防止したり、バックグラウンドでの録音・録画でアラートを表示したりと、安全性を考慮した設計になっているようです。

  • セキュリティ機能をデフォルトで搭載しているので、安心感が高まります

最近は多くのスマートフォンに搭載されている指紋センサーがないことは残念な部分です。その代わり、顔認証機能が搭載されています。iPhone Xほどのセキュリティ強度はないようですが、スマートフォンを持ち上げ顔の前に持ってくるだけで、画面がオンになり認証、ロック解除できるのは便利です。目つぶりも認識するようで、「寝ている間にロック解除される」ということはないようです。

  • 顔認証機能を搭載。目つぶりの認識は嬉しいところです