ドリーム・アーツは、大企業向けのビジネスチャットサービス「知話輪(ちわわ)」の「動画投稿」を進化させるオプション機能を開発したことを発表した。同機能により、動画コンテンツへの自動字幕付与や、日本語から外国語への自動翻訳が可能になる。提供開始は、2018年9月。

  • 新「動画投稿機能」利用による効果

    新「動画投稿機能」利用による効果

今回開発された「知話輪」の新・動画投稿機能では、チャット上にアップロードした動画に対して、自動での字幕付与や機械翻訳ができるようになるもの。

新たに開発された自動翻訳機能により、これまで人の手で行われていた動画コンテンツのローカライズ作業の時間が短縮され、グローバルでのコミュニケーションが加速する。また、字幕を付与することによりテキスト検索が可能となり、さらに話し言葉のキーワード抽出やタグ付けができるようになるなど、アクセシビリティが大幅に向上する。

この新機能により、大量のコンテンツに埋もれがちな情報の価値を最大限に活かすことが可能となり、日々の何気ないチャットでのやりとりのなかからイノベーションがさらに生まれやすい場が提供されるという。

また、同機能は、マイクロソフトの動画配信技術「Azure Media Services」の「Media Analytics(Indexer)」を採用し、ディープラーニングをベースとした最新の音声認識技術を活用するもの。Media AnalyticsはビデオAIを利用して豊富なメタデータの抽出ができ、大規模な組織で必要とされるセキュリティを備え、グローバル展開にも対応したエンタープライズ環境を提供している。

同オプション機能の価格は、アップロードする動画の長さに応じた従量課金制を採用する。なお、「知話輪」は、クラウドサービスとして「Free」「Basic」「Enterprise」の3つのプランにて提供しており、ライセンス価格は1ユーザーあたりBasicプランが380円(税別)/月、Enterpriseプランは680円(税別)/月。企業情報ポータル型グループウェア「INSUITE」(Ver3.5以上)の既存ユーザーによる「Free」プランは無償。

なお、ドリーム・アーツは、8月31日にザ・プリンス パークタワー東京で開催される「Microsoft Japan Partner Conference 2018」に出展し、同社ブースにおいて、ビジネスチャット「知話輪」やその他ソリューションの新機能紹介やデモンストレーションを実施するということだ。