D.A.コンソーシアムホールディングス(DACHD)とデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、コンテンツ認識技術によりテレビの音声をとらえることで、ユーザーが視聴中の番組やTVCMを特定し、その内容に応じて最適なコンテンツや広告を配信するシステムに関する特許を取得したと発表した。

今回新たに取得した特許は、テレビ番組やTVCMなど、テレビから発信される音声をユーザーの許諾の上、スマートフォンのマイクで捕捉することにより、テレビ視聴中のユーザーをオンラインでリアルタイムにとらえ、テレビとデジタルを連結した広告キャンペーンや、番組、番組宣伝などを可能とする仕組み。

  • 特許の概要

DACは、本特許を用い、同社が提供するアドサーバー「FlexOne」、提携企業であるエヴィクサーの音声認識技術)や、リボルバーのクラウド型CMSの「dino」などの各種ソリューションを組み合わせて広告やコンテンツをユーザーに提供する。

また、DACのDMP「AudienceOne」と連携させることで、ユーザーごとのオフラインメディアへの接触状況に応じた最適なデジタル広告やコンテンツのターゲティング配信を行うことができるという。

また、本特許はテレビに限らず、ラジオや屋外デジタルサイネージ、店内放送などとのインタラクティブな連携も実現するという。