キヤノンは8月2日、スマホ専用の小型フォトプリンター「iNSPIC PV-123」を発表した。スマホとBluetoothで接続し、スマホ内の写真を名刺サイズの用紙にワイヤレスでプリントできる。ZINKフォトペーパーを使うことで、プリンター本体を手軽に持ち運べる小型軽量サイズに抑えた。バッテリーで駆動でき、電源が確保できない外出先でも手軽にプリントできる。日ごろスマホで写真撮影を楽しむ女子高生や女子大生、子育て世代などの女性層に売り込む。
価格はオープンで、予想実売価格は税別15,880円前後。発売は9月5日。
熱を加えることで用紙自体が発色するZINKフォトペーパーを採用することで、インクカートリッジやインクカセットを不要とし、本体を小型軽量に仕上げた。用紙サイズは5×7.6cmで、1枚のプリントに要する時間は約50秒。本体サイズはW82×H19×D118mm、重さは約160g(バッテリー含む)と、手のひらサイズに収まっている。
用紙は、キヤノン用に開発したZINKフォトペーパーを利用する仕組みで、ほかのZINK対応フォトプリンターよりも高画質にプリントできるようにした。用紙の背面はシールになっており、さまざまな部分に貼り付けたり自由な形にカットできる。専用用紙の予想実売価格は、20枚入りが税別900円、50枚入りが税別2,150円。
内蔵バッテリーで約20枚のプリントが可能。バッテリーはUSB端子経由で充電する。ボディカラーはピンク、ブルー、ゴールドの3色。スマホの対応OSはiOSとAndroid。