エレコムは、買い替え時などに手持ちの無線ルータから簡単に移行できる「らくらく引越機能」を備え、IPv6 IPoEに対応した11ac無線LANルータ「WRC-1167GST2」を発表した。8月上旬に発売する。
本機は、無線ルータの買い替え時に新しく利用設定をしなくても、使用中のルータから簡単に設定を移行できる「らくらく引越機能」を搭載。使用中のルータと、本機のWPSボタンを押すだけで、自動的にルータの情報(SSID・パスワード)をコピーして引き継ぐことができる。
有線LANはギガビットに準拠し、回線が混雑しにくい「IPv6 IPoE」(フレッツ光・光コラボ)インターネット接続に対応する。無線LANでは、5GHz帯・2.4GHz帯で独立したハイパワー内蔵アンテナ(2×2)を内蔵。すっきりした見た目ながらも快適な通信を実現したという。電波干渉に強い5GHz帯(11ac/n/a)は867Mbps、一般的な通信帯域である2.4GHz帯(11n/g/b)は300Mbpsの通信が可能(規格値)。
セキュリティ機能として、トレンドマイクロの「スマートホームネットワーク」を搭載。悪質なWebサイトのブロック機能に加え、脆弱性を狙う攻撃、情報漏洩をともなう外部への不正通信などをブロックする。また、ネットワーク家電など、セキュリティソフトを導入できない機器への不正アクセスからの保護にも対応。
このほか、ネットの使いすぎを防止する「こどもネットタイマー3」、ゲスト専用のSSIDを提供する「友だちWi-Fi(ゲストSSID)」、複数の端末のデータを同時に送信できるMU-MIMO、集中して電波を送信するビームフォーミングZ、スマホやPC単体でWebブラウザ上から設定ができる「かんたんセットアップ4」などの機能を備えている。
インタフェースはGigabit Ethernet準拠の有線LAN×4、WAN×1。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64 / 128bit)、同時接続推奨人数は4人で、推奨接続台数は16台。本体サイズはW141×D36.5×H160mm、重量は約310g。