くまふぉと第5回スタート!!

こんにちは! 純喫茶ブームがジワジワきてる熊乃あいです。 ちなみにウインナーコーヒーが大好き!

梅雨も明けて本格的な夏到来!!……となればやっぱ浴衣ですよね～。今回はレトロで涼しげな古民家でオールドレンズも使いながら浴衣ポートレイトに挑戦しました!

モデルは神秘的なまなざしが魅力の玉樹るいさんです。

撮影前に今回のイメージや撮りたい表情について軽くトーク。

さすが表現力豊かなるいちゃん! 艶っぽいですね。

顔の陰影がきつくならないよう顔は窓向きに、和室にあった白い衝立と障子を白レフ代わりにして影をソフトにしてます。

何枚か撮影したところでモニターを見せて撮りたいイメージを伝えます。
始めは緊張をほぐしながら客観的に見てもらい「こんなポーズが良いかも」などお互いにアイデアを出し合います。

古民家に合うレンズとしてオールドレンズ2本も用意しました。
設定はすべて、絞りf2、シャッタースピード1/125秒、感度ISO320です。

まず一本目はオールドレンズの「AI Nikkor 35mm F2」。40年前のレンズですがとてもシャープですね。良く写りすぎて面白みには欠けるかもしれません。

次は現行レンズの「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA」で撮影。ボケ味が綺麗なのでポートレイトでよく使っているレンズです。葉っぱの前ボケが美しい! 大きくて重たいのが玉にキズですね。

3本目はオールドレンズの「Summarit 5cm F1.5」。同じ50ミリでもプラナーよりかなりコンパクトでα7RIIにぴったり。レトロな銀鏡胴もおしゃれです。
描写はソフトでポートレイト向きだと思います。
作例(絞りf2)では画面真ん中の帯がシャープで顔のあたりが少し流れてソフトな描写になってます。

今回は曇りだったのでズマリット特有の逆光のフレアやゴーストは生かせませんでしたが、周辺減光や背景のボケ、滲み方が古民家のレトロな雰囲気にベストマッチ!
さらにズマリットで数カット撮影しました。

このレンズはとにかく描写が柔らかく肌のレタッチが不要なほどでモデルさんの露出が多めでもセクシーになりすぎず上品に撮れます。

F1.5開放なら曇りの室内でも明るく撮れますがピントはかなり浅くなり周辺画像も流れるので注意が必要です。でも空気感こそがオールドレンズの魅力なので少しぐらいピンぼけでも雰囲気が良ければOKだと思います。

折角の和室なので畳も入れたい! お座敷のほの暗さを生かして陰影のある感じにしました。レンズも愛用のFE 24-70mm F2.8 GMに交換。

シルエットの時は指や足の仕草を工夫すると陰になった表情が想像力をかき立てます。

るいちゃんの魅力の一つである唇。
あえて唇以外を隠すことでセクシーかつミステリアスな感じにしました。

撮影のときはあらゆる方向からモデルさんを見て一番美しいと思うアングルを探しましょう。パーツに思い切り寄ったりしても面白いですよ。

備え付けのフロアランプがあったので障子の裏に置いて違ったシチュエーションを作ってみました。

幾何学的な障子の桟で「和」が強調されますね。

少し障子を開ければ夏の夕日が差し込んでるみたいです。

ラストに障子の裏に回ってもらい影絵のように撮ってみました。

思いついたアイデアをどんどんカタチにしていくのはやっぱり楽しい!

最近は手ごろなお値段で借りられる和室スタジオも増えてきたので皆さんも非日常の和室撮影にぜひチャレンジしてみてください!

次回は浴衣後編、屋外オールドレンズポートレートです! お楽しみに♪

モデル・玉樹るい(たまき るい)
ポートレートモデル、コスプレイヤー
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熊乃あい(くまの あい)


カメラ女子＆モデル
2011年レースクイーンをきっかけに撮影会のモデルをスタート。その後写真にも興味を持ち2015年に本格的に撮影を始める。現在はポートレイトをメインにスポーツ（野球）、動物（鹿など）を撮影している。撮影会、作品撮りのモデルとしても精力的に活動し、自ら主宰、運営している「Riddle撮影会」も随時開催中。
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