皆さんこんにちは‼
長玉大好物な熊乃あいです。

前回は満開の桜の下、広角から望遠までポートレイトを実写して私なりに解説してみました。今回はコミュニケーション編ということでモデルさんが気持ちよくポージングできるような指示出しや気遣いについて書いてみたいと思います。

まずは撮影場所に早めに入って光や花をチェックしながらモデルの立ち位置などを検討。心地よく撮影が進められるようにスムーズな段取りなども思い描いておきます。余裕があればカメラ、レンズの設定も確認しておきましょう。

モデル仲間のとしみん到着! この日はうっすら雲のかかった晴天で絶好のポートレイト日和。自然とテンション上がります!

前もって決めた位置に立ってもらいイメージを伝えます。花で埋め尽くされる背景なので「明るく春っぽく軽やかに」という感じでイメージ共有します。今回はわかりやすくてシンプルですけど複雑な情感を表現したいときはじっくり話し合ったりしますよ。

ではいよいよ撮影です!

指示出しはこんな感じで～

目線やポーズの指示は具体的にわかりやすく。

フォーカスはカメラに任せてノーファインダーで声をかけながら撮ったりもします。一瞬の表情の変化はEVFではわかりにくいですからね。ずっとレンズを向けられているモデルさんの緊張もほぐせます。

合間に画像チェックをかねて休憩。次に撮りたいイメージなども伝えます。モデルさんの疲労具合を見て随時休憩しましょう!

良い表情だなと思ったら手持ちに切り替えてグッと寄ったり……

ローアングル、ハイアングルなど臨機応変に良いアングルを探しましょう。本番で舞い上がってしまうタイプの方は前もって撮りたいアングルをリストアップしておくと良いですよ。

おまけ編:ロケで用意しておきたいもの

汗拭きシート、日焼け止め、虫除けスプレー、虫刺され薬、鏡、コーム …etc
モデルさんが自分で持ってることが多いですが念のため。鏡は撮影中にサッと出せるように。メイクや前髪をこまめにチェックできるとモデルは嬉しいのです。そしてつい忘れがちなのが虫対策。春でも気温が高いと蚊が出ますよ!

あと、わたし流便利グッズとしては白い布!
モデルさんの前に広げてレフ代わりにしたり(丸レフは使わないんです)、小物にしたり、ふんわり被ってもらったり、敷物にしたりと万能でおすすめです。レースやパッチワークなど雰囲気のある大き目なものが良いですね。

帰り際に今日のカットをチェック。
としみんお疲れさま～

次はどこで撮ろうかな～イメージがどんどん膨らんできたぞ!
次号もお楽しみに!

熊乃あい(くまの あい)


カメラ女子＆モデル
2011年レースクイーンをきっかけに撮影会のモデルをスタート。その後写真にも興味を持ち2015年に本格的に撮影を始める。現在はポートレイトをメインにスポーツ（野球）、動物（鹿など）を撮影している。撮影会、作品撮りのモデルとしても精力的に活動し、自ら主宰、運営している「Riddle撮影会」も随時開催中。
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