カメラ機能も優秀です。デュアルカメラ方式を採用しており、メインカメラが1/2.55型1,200万画素センサーを搭載。画素ピッチは1.4μmと比較的大きめで、レンズのF値はF1.8。4軸の光学式手ブレ補正や0.03秒という高速なAFも搭載しています。シャッタースピードやISO感度などを自分で設定できるプロモードも搭載し、RAW形式の撮影にも対応します。

  • カメラを2つ搭載したデュアルカメラ

もう1つのサブカメラは、画角120度という超広角のレンズを搭載しています。画素数は800万画素で、AFはなく、パンフォーカス仕様のようです。そのため、あまり被写体に近寄って撮影するとピントが合わないことになります。どちらかというと風景を撮影するのに向いた設計と言えるでしょう。

  • カメラのUI。下部のアイコンをタッチすることで標準と超広角を切り替えられます

  • アスペクト比の変更は画面上部から可能

この広角レンズ側はマルチアスペクトに対応しています。そのため、画像のアスペクト比を4:3、16:9、18:9と変更しても画角は変わらず120度です。画面全体を使った18:9で撮影した超広角画像はインパクトがありますが、どのアスペクト比を選んでもいいのは嬉しいところです。ただし、アスペクト比1:1だけはさすがに画角が変わります。

  • カメラの設定画面。基本の解像度は12M

デュアルカメラを利用して、背景をぼかして人物を浮かび上がらせるポートレートモードもあります。メインカメラも広角レンズなので、ポートレート撮影はやや難しいですが、リアルタイムに背景ボケを確認しながら撮影ができます。

被写体を認識して最適な設定を選んでくれるAIシーン分析機能

ZenFone 5ではAI機能が強化されており、カメラでは16種類のシーンを認識して最適な設定にしてくれるAIシーン分析機能があります。人や食べ物、動物、風景などを認識します。

  • 左上の「広角カメラ」の下に花のアイコンが表示されていますが、これがシーンを認識した合図

AI Photo Learningは、写真撮影時に写真への補正を自動で行い、それをユーザーに提示して選択させることで、ユーザーの好みを学習して、同じシーンで撮影する場合には学習した設定をする、というものです。

長く使えば使うほど精度が向上する機能ですが、どういったシーンで提案が行われるかなど、実際に試すことが難しく、今回は検証できていません。

カメラ機能は、各社とも高画質、高機能化が著しく、ZenFoneもこれまでいろいろな工夫を盛り込んできました。今回はマルチアスペクト対応の超広角レンズとのデュアルカメラ、AIシーン分析といったあたりが特徴でしょう。

  • 以下はメインカメラの画像と広角カメラの画角の違い。18:9で120度の画角はインパクトがあるが、1:1を除いて画角は変わらないマルチアスペクトに対応する

  • 屋内で撮影するとその広さがよく分かる。こちらはメイン

  • こちらが広角カメラ。ゆがみが大きいが、狭い場所で広く撮影したい屋内の集合写真などでも便利

  • ,以下、そのほかの作例を紹介する

セルフィーやビデオチャットで楽しいZenMoji

カメラを使った面白い機能では「ZenMoji」が見逃せません。前面カメラでとらえた人の顔をリアルタイムで認識し、その表情に合わせてキャラクターの表情が変わるという機能です。

  • SELFIE MASTERというセルフィー用のアプリが搭載されており、そこにZenMojiもあります

  • ZenMojiを起動したところ。この時点ですでに前面カメラで顔を認識して、禅太郎が同じ表情をしています

  • ベストな表情ができたら静止画として撮影してもいいですし、数秒の音声付きメッセージを記録するのも面白いです

  • 設定画面

動き音声を録音して数秒のメッセージとして残すこともできますし、それをそのままSNSの音声メッセージとしても使えます。Facebook Messengerなどのビデオチャットが可能なサービスの場合、自分の顔と背景をキャラクターに変えて通話することもできます。今回は試せていませんが、ライブストリーミングサービスでもZenMojiが使えるようです。

  • 対応するメッセージサービスなどでは、その場でZenMojiを起動できます

  • ビデオチャット(これはFacebook Messenger)で自分をZenMojiで表現できます。相手側にはもちろんこのZenMojiが表示されています

背景が消えることもあって、様々なプライバシーにも配慮できますし、表情はリアルタイムで再現してくれるので、ビデオチャットの利点も維持できます。なかなか活用シーンは多そうです。