Microsoftは2018年6月6日(現地日時)、次期Visual Studioとなる「Visual Studio 2019」の2019年中リリースを公式ブログで示唆した。現時点では計画段階だが、根幹を支える次期.NETやVisual Studio 2015から実装した新コンパイラーRoslynの開発は始まり、それぞれの成果はVisual Studio 2019およびVisual Studio for Macに展開する。ロードマップでは2018年9月までの同年第3四半期までしか示していないため、製品名を鑑みてもリリース時期は2019年中になるだろう。

MicrosoftはVisual Studio 2019の目標として、高速性や信頼性の向上、個人およびチームによる生産性向上などを並べている。同社は「世界中の開発者がリアルタイムでコラボレーションできるようにする方法と、オンラインソースリポジトリをシームレスに操作クラウドシナリオの作成を目指す」(Microsoft Director of Program Management for Visual Studio, John Montgomery氏)と述べており、先頃買収を発表したGitHubとの更なる融合も期待できる。

Visual Studio 2019は同2017と同じくプレビュー版の展開を予定しており、Visual Studio 2017との共存が可能になる予定だ。Microsoftは迅速な提供を目指しているが、最新機能を利用するためにVisual Studio 2017 Previewのサブスクリプションを推奨している。

  • Visual Studio 2017 15.8.0 プレビュー2.0

    Visual Studio 2017 15.8.0 プレビュー2.0

阿久津良和(Cactus)