開発チームからアップデート情報の提供

その後、拡張機能開発環境開発チームのHiro氏より、アップデート情報が紹介された。

  • 図23 Hiro氏

紹介されたのは、webpackの新しいプラグインである。web-extを使って開発で使われる機能の1つにwebpackがある。指定されたフォルダをウォッチして、ソースが変更になると、その変更をすぐさまブラウザに反映させるという機能である。しかし、TypeScriptなどで、下層に位置するソースを変更した場合、その変更をうまくとらえきれないことがある。新しいプラグインでは、必ず変更したタイミングでリロードされるというものである。現時点では、未公開であるが、近いうちに公開予定とのことである。web-extで開発を行うのであれば、ぜひ使ってほしいとのことだ。

他にもweb-extからAMOにサブミットできるようなツールも試案中とのことである。現在、AMOのデータベースの更新作業が予定されており、その完了を待ってからになる(年内を予定)。Mozillaでは、今後も開発者を支援するためのツール、さらには情報を積極的に提供していくとのことである。

最後になったが、今回のミートアップを含め、情報の入手先を紹介したい。やはり、現時点では、Mozilla Japanコミュ二ティのSlackである。

  • 図24 Mozilla Japanコミュ二ティのSlack

generalが入口となり、他にもいくつかチャンネルが用意されている。

  • #extdev:拡張機能(WebExtensions)開発
  • #random:雑談専用(チラ裏?)
  • #english for English speaker
  • #translation:ドキュメント翻訳関連

次回のミートアップも、こちらでもアナウンスされる。次回であるが、現時点で7月~8月を予定している。内容は、実際に拡張機能を作ってみよう的なワークショップが主体となる予定である。まさに、拡張機能にチャレンジしてみたいユーザー向けの内容となるであろう。

興味を持ったのであれば、ぜひ、参加を検討してほしい。