• 「ATMを……」なんてことは言ってませんが、なにやら悪い顔をするライター・岡安氏

ある晴れた日の午後。マイナビニュース編集担当のムラカナさんから呼び出され、編集部へ出向きました。

ムラカナ:岡安さん、うちの事業部に岡安という上司がいるんですけど、岡安って名字は東京であまり見かけないからヒマつぶしに会ってみたいって言っていましたよ。

ライター・岡安:岡安姓は埼玉北部に多いらしいですねって、いやいや、そっちはヒマかもしれないですけど、こっちはヒマじゃないかもしれないじゃないですか!? まさかそんなことで呼び出したんですか?

ムラカナ:正直それはどうでもいいんですけど。ゴールデンウィーク中、家電量販店で平積みされてるのを見かけたんですが、いま翻訳機が話題じゃないですか? ハードもアプリもいろいろ出ていて、総じて精度が高いらしいんですよ。どのくらいすごいか、ちょっとアメリカかヨーロッパ、もしくはムー大陸やアトランティス大陸あたりで試してみてもらえませんか?

岡安:えっと、最初の「岡安ネタ」必要でした? ゴールデンウィークはもう終わりましたし、だいたい海外自体ここ10年で1度くらいしか行ってないですし、ムーやアトランティスって伝説ですよね? 一体僕に何を求めてるんですか?

ムラカナ:やだな、怒んないでくださいよ。いま注目の翻訳機といえば、POCKETALK(ポケト-ク)やili(イリー)だと思うんですが、ちょうどポケトークが手元にあって。中国出身の金さんというエンジニアが社内にいるので、実際、知らない言語でも会話ができるかどうかやってみたいんですよね。で、せっかくなので翻訳アプリも一緒に試したいなと。

岡安:あ~そういう……。アプリだと、マイクロソフトの「Microsoft 翻訳」やNICTの多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra」なんかもけっこうイケてるんですけど、やっぱり定番は「Google 翻訳」でしょうね。

ムラカナ:じゃあポケトークとGoogle 翻訳の2つを試してみましょうか。それではさっそく、社内の金さんをお連れしましたので、会話をどうぞ(無茶ブリ)。

岡安:エッ!! いきなり初対面の人と会話しろって言われましても……。とりあえず、段階を踏んで、あいさつからはじめてもいいですか?

ムラカナ:あ~、合コンでもそういうの大事ですもんね。ちなみに金さんは中国語(北京語)はもちろん、日本語もバッチリなので、翻訳が正しいかチェックしてくれますよ! むしろ日本語もチェックされちゃうかもしれませんね(笑)。

岡安:単純に通じるかだけでなく、ニュアンスも合っているかがわかるわけですね。今どき珍しいレベルで海外に出かけない人間としては、逆に燃えてきましたよ!!

  • Google 翻訳とポケトークを使って中国語(北京語)にチャレンジ! ちなみに手前が金さんです

【ポケトーク】
ポケトークは、インターネットにつながるSIMを内蔵した、手のひらサイズの双方向翻訳機です。英語をはじめ、中国語やフランス語、ドイツ語など63の言語に対応(2018年2月時点)。翻訳はクラウド上で行われ、内蔵SIMによるモバイル通信やWi-Fi環境下で使用可能。世界79の国と地域で使える専用グローバルSIMを使用する場合は、2年間で10,000円(税別)の料金が必要です。本体のみの直販価格は税別24,800円。グローバルSIM(2年)セットの価格は税別29,800円です。

【Google 翻訳】
テキストや音声による入力で、103言語間の翻訳が行えるGoogleの無料アプリです。カメラで翻訳したいテキストを撮影すると、翻訳された内容が撮影内容に重ねて表示されるリアルタイム翻訳は、インターネットでも話題になりました。アプリ版のほか、Webブラウザ版も提供されています。今回は、音声入力で2言語をリアルタイム翻訳する「会話モード」を試しました。価格は無料。