パナソニックがスマートスピーカー市場に参入する。5月8日に発表した「SC-GA10」は、Googleアシスタントを搭載するワイヤレススピーカー。グーグルが発売する「Google Home」と同様に、スピーカーに話しかけるだけで天気予報やニュースなどの取得やスマートデバイスの操作、音楽再生などが楽しめる。オーディオ機器を手がけるパナソニックらしく、低音用ウーファーと高音用ツィーターの2種類を搭載して音質を高めた。

価格はオープンで、予想実売価格は税別30,000円前後。発売は5月25日。カラーはブラックのみ。

  • パナソニックが発表したスマートスピーカー「SC-GA10」。円筒形が多いスマートスピーカーには珍しく、直線基調のシャープなデザインを採用する

スピーカーは、低音を響かせるデュアルボイスコイルウーファー(8cm)と2基のソフトドームツィーター(2cm)の2種類を搭載する。出力した音はディフューザーで拡散され、豊かな広がりのある音が再生できるという。アンプの実用最大出力は20W+20W。

マルチルーム再生機能も備えており、Google HomeなどのChromecast built-in対応スピーカーと組み合わせると、複数のスピーカーで同じ音楽を一斉に再生できる。一般的なBluetoothスピーカーとしても使えるほか、BDレコーダー「DIGA」に取り込んだ音楽ファイルを離れた場所から楽しむ機能も搭載する。

Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac対応。本体サイズはW100×H284×D100mm、重さは約1.7kg。