パナソニックは4月3日、ブルーレイディスクレコーダーの新製品として、「おうちクラウドディーガ」(6モデル)を発表した。5月18日より発売する。価格はオープン、推定市場価格は52,000円前後から(以下すべて税別)。

前モデルで好評だった「おうちクラウド」機能を継承し、スマートフォンで撮影した写真や動画などもまとめてディーガに保存して、家族のコミュニケーションに役立てるといった使い方を提案していく。おうちクラウド機能に対応したディーガ同士で、データを転送し合うことも可能。自宅から田舎の祖父母宅へと、子供の写真を送るようなケースを想定している。

  • パナソニック「おうちクラウドディーガ」

    「おうちクラウドディーガ」の新モデル

DMR-UBX7050

「DMR-UBX7050」は、Ultra HDブルーレイ再生に対応する、容量7TBのブルーレイレコーダー。推定市場価格は230,000円前後。

新モデルはスマートフォンとの連携機能を大きく強化。スマートフォンアプリ「どこでもディーガ」を使うことで、録画番組やリアルタイム放送を視聴できる。スマートフォンで撮影した写真や動画をディーガ本体に転送でき、ディーガに保存してある写真・動画などをスマートフォンから視聴できるようになった。「おうちクラウドディーガ」はCDのリッピングも行えるので、保存してある音楽をスマートフォンで聴くこともできる。

チューナー数は、地上デジタル/BS/110度CS兼用×6基、地上デジタル専用×5基の合計11基を内蔵。最大10チャンネル×28日分を自動で録画する「自動録画機能」を搭載する。自動録画機能は、指定した複数のチャンネルを録り続け、古い番組を順に自動で消去する「チャンネル録画」機能を備えるので、録画予約や見終わった番組の消去などの手間がなく、自分の都合に合わせてTV番組を楽しめる。従来モデルで好評だった、最大約90日間ドラマを自動で取り置きする機能は、新たにアニメ番組にも対応した。

  • パナソニック「おうちクラウドディーガ」

    7TBのハードディスクを内蔵するDMR-UBX7050

「新着番組」は、新番組や特番などをジャンル別に整理して表示する機能。お気に入りの番組や好きな芸能人の名前をキーワードとして登録しておけば、条件に合った番組や番組内の出演シーンなどをリスト化する。音楽CDをリッピングすると、リッピングしたCDのアーティスト名が含まれる録画番組を自動でまとめる機能も搭載する。キーワード設定数は最大25個で、家族それぞれが個別に利用可能。

その他の機能として、HDR映像の明るさを調整して見やすい映像にする「ダイナミックレンジ調整」、録画番組やブルーレイの音声などを最大192kHz/24bitにアップコンバートしてハイレゾ相当の音質にする「ハイレゾリマスター」などを搭載する。

インタフェースは、HDMI×2(1基は音声のみ)、光デジタル音声出力×1、USB 3.0×2基、USB 2.0×2、有線LAN×1。本体サイズはW430×D239×H66mm、重量は約4.2kg。

DMR-UBX4050

「DMR-UBX4050」は、最大6チャンネル×28日分の自動録画機能を備える容量4TBのモデル。チューナー数は、地上デジタル/BS/110度CS兼用×6基、地上デジタル専用×1基の合計7基となる。その他の仕様や機能は「DMR-UBX7050」とほぼ共通。推定市場価格は160,000円前後。

DMR-BRX2050

「DMR-BRX2050」は、最大6チャンネル×16日分の自動録画機能を備える容量2TBのモデル。チューナー数は、地上デジタル/BS/110度CS兼用×6基、地上デジタル専用×1基の合計7基。下位モデルに位置づけられており、Ultra HDブルーレイの再生や、ダイナミックレンジ調整には非対応となっている。推定市場価格は90,000円前後

インタフェースは、HDMI×1、USB 3.0×1基、USB 2.0×1、有線LAN×1。本体サイズはW430×D199×H60mm、重量は約2.7kg。その他の仕様や機能は「DMR-UBX7050」とほぼ共通。

DMR-BRG2050

「DMR-BRG2050」は、地上デジタル/BS/110度CS兼用×6基を備え、6番組同時録画が可能なブルーレイレコーダー。容量は2TBで、自動録画機能は搭載されていない。スマートフォンとの連携機能や新着番組機能などの基本は「DMR-BRX2050」とほぼ共通。推定市場価格は85,000円前後。

インタフェースは、HDMI×1、映像入力×1、光デジタル音声出力×1、アナログ音声入力×1、USB 3.0×1基、USB 2.0×1、有線LAN×1。本体サイズはW430×D179×H41.5mm、重量は約2.3kg。

DMR-BRW1050

「DMR-BRW1050」は、地上デジタル/BS/110度CS兼用×2基を備える容量1TBのモデル。インタフェースはHDMI×1、USB 3.0×1基、USB 2.0×1、有線LAN×1。本体サイズはW430×D179×H41.5mm、重量は約2.1kg。その他の仕様や機能は「DMR-BRG2050」とほぼ共通。推定市場価格は60,000円前後。

DMR-BRW550

「DMR-BRW550」は、地上デジタル/BS/110度CS兼用×2基を備える容量500GBのモデル。本体サイズはW430×D179×H41.5mm、重量は約1.8kg。その他の仕様や機能は「DMR-BRG1050」とほぼ共通。推定市場価格は52,000円前後。