マウスコンピューターは3月20日、同社製PCの製造拠点を構える長野県を題材とした「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト 春の開催を発表した。4つの部門で作品を募集し、優秀賞に選ばれた応募者に2in1 PCや液晶ディスプレイをプレゼントする。作品の応募期間は3月26日から5月12日まで。

  • 「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト 春

今回のフォトコンテストはマウスコンピューターと、県および各市町村の観光協会、鉄道会社などから組織される信州キャンペーン実行委員会との共催で行うもの。「癒し」「アウトドア」「歴史・文化」「食」という4つの部門を設け、「思わず長野県に訪れたくなるような作品」を募集する。

選者はマウスコンピューター 代表取締役社長 小松永門氏、長野県観光部 部長 熊谷晃氏、写真家の秦達夫氏、同じく写真家の小林紀晴氏が務め、2018年6月に結果を発表する。

入賞作品には賞品を用意。グランプリはマウスコンピューターの2in1 PCを、準グランプリにはiiyamaブランドの28型ディスプレイ「ProLite X2888HS-2」を、入選作品には長野県名産詰め合わせを贈呈する。また、入賞作品は信州アフターデスティネーションキャンペーンの公式サイトや、長野県のPR素材、マウスコンピューター製PCのスクリーンセーバーへの採用、長野県庁にも掲示も予定されているという。

  • 2in1 PCやiiyamaブランドの液晶ディスプレイを賞品として用意(2in1 PCは参考モデル)

春の芽吹きが素晴らしい時期に合わせて長野県に来てほしい

フォトコンテストに向けて、長野県長野市で記者説明会が開催された。はじめに登壇したマウスコンピューター 代表取締役社長 小松永門氏は「長野県はマウスコンピューターにとっても非常に大事な場所。春の芽吹きが素晴らしい時期に、写真を愛する人に長野に来て、作品を撮影してほしい」とあいさつした。

  • マウスコンピューター 代表取締役社長 小松永門氏

マウスコンピューターは、2016年にクリエイター向けPCブランド「DAIV」を立ち上げ、製品を展開している。デジタルカメラで撮影した写真のRAW現像にはハイパフォーマンスなPCが必要とのことから、カメラの総合展示会「CP+」などに出展するなど、積極的に取り組んでいる。

2017年11月には、長野県飯山市と自然写真をテーマとしたコンテストにも協賛したが、1,000を超える作品が寄せられ、どれもが高いクオリティだったという。

今回のフォトコンテストは、タイトルに「春」とついているが、ほかの季節でも続けていけるように取り組んでいきたいと表明した。ちなみに小松氏はオススメの撮影スポットとして、飯山市で5月に開催される「菜の花まつり」や"スノーモンキー"に会える地獄谷野猿公苑、上高地の山並みを挙げていた。

長野県は2016年から3か年の計画で夏に観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」を実施。最終年となる2018年もさまざまな取り組みを行う予定で、今回のフォトコンテストは特別連企画の1つだ。

  • 信州デスティネーションキャンペーンを紹介する長野県観光部 部長 熊谷晃氏

  • 今回のフォトコンテストは、信州デスティネーションキャンペーンの特別連企画

2018年のキャンペーンでは、これまでの反省点を生かして「食」など天候に左右されない体験型消費に加えて、個人旅行やインバウンドが多い昨今の事情に合わせたデジタルプロモーション、鉄道駅から先の二次交通の充実を図りたいとした。

  • 過去の反省点を踏まえて取り組みを進める

旅を楽しんだ結果を見せてほしい

選者を務める写真家の秦達夫氏は「長野県は気候が魅力的。南北に長く、標高差があるので、短い旅の期間でも季節の変化を感じられる」(秦氏)という。また、風光明媚な土地柄だけでなく、まじめさで実直な人たちにも引かれるとして、現在はモノづくりをする人も撮影しているという。

  • 写真家 秦達夫氏

コンテストに対しては「名作を作って投稿するというよりも、旅をそして撮影を楽しんだようすがわかる作品をみせてほしい。自分が楽しいと思った瞬間や情景を収めてもらうのがいいと思う」と語った。